リカルド・チェンバース

リカルド・チェンバース Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム リカルド・チェンバース
ラテン文字 Ricardo Chambers
国籍 ジャマイカの旗 ジャマイカ
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 400m
大学 アメリカ合衆国の旗 フロリダ州立大学
生年月日 (1984-10-07) 1984年10月7日(40歳)
出身地 ジャマイカの旗 トレローニー教区
身長 177cm
体重 73kg
成績
オリンピック 400m 準決勝2組4着 (2008年)
4x400mR 7位 (2008年)
世界選手権 400m 準決勝3組3着 (2009年)
4x400mR 4位 (2007年, 2015年)
地域大会決勝 北中米カリブ選手権
400m 3位 (2015年)
最高世界ランク 400m 3位 44秒54 (2010年)
自己ベスト
100m 10秒73 (2004年)
10秒62w (2007年)
200m 21秒08 (2005年)
400m 44秒54 (2010年)
800m 1分53秒34 (2007年)
獲得メダル
陸上競技
ジャマイカの旗 ジャマイカ
北中米カリブ選手権
2015 サンホセ 400m
中央アメリカ・カリブ海競技大会
2006 カルタヘナ 4x400mR
北中米カリブU23選手権
2006 サントドミンゴ 400m
2006 サントドミンゴ 4x400mR
アメリカ大陸
コンチネンタルカップ
2010 スプリト 4x400mR
2010 スプリト 400m
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リカルド・チェンバースRicardo Chambers1984年10月7日 ‐ )は、ジャマイカトレローニー教区出身の陸上競技選手。専門は短距離走400mで44秒54の自己ベストを持つ。

400mが専門のロングスプリンター。フロリダ州立大学時代の2007年には室内と屋外の全米学生選手権を制覇。2010年にはジャマイカ歴代4位(当時)の44秒54をマークし、コンチネンタルカップで2位になるなど活躍したが、2011年以降は怪我に苦しめられた。しかし、2015年には2010年以来となる44秒台をマークし復活。久しぶりにジャマイカ代表にも選出され世界大会に出場した。

経歴

2006年

7月の北中米カリブU23選手権に出場すると、男子400mを45秒09、アンカーを務めた男子4×400mリレーも3分03秒86をマークしての優勝に貢献し、大会2冠を達成した[1]

2007年

3月に全米学生室内選手権(NCAA室内選手権)の男子400mを45秒65で制すと[2]、6月に全米学生選手権の男子400mも44秒66で制し[3]、室内と屋外の400mで全米学生チャンピオンに輝いた。8月には大阪世界選手権世界選手権初出場を果たすと、男子400mは準決勝で45秒18の組5着(全体13位)に終わり敗退したが[4]、ジャマイカチームの2走を務めた男子4×400mリレーは決勝に進出した。決勝は3分00秒76をマークするも、3位のポーランドと0秒71差の4位でメダルを逃した[5]

2008年

8月の北京オリンピックオリンピック初出場を果たすと、男子400mは準決勝で45秒09の組4着(全体15位)に終わり[6]、昨年の大阪世界選手権に続いて決勝には進めなかった。ジャマイカチームの2走を務めた男子4×400mリレーは3分01秒45で8位に終わった(後に7位に繰り上がった)[7]

2009年

8月のベルリン世界選手権で2大会連続の世界選手権出場を果たした。男子400mは前回大会に続き準決勝に進出したが、準決勝では45秒13の組3着(全体11位)に終わり、着順で決勝に進出できる組2着とは0秒16差で決勝進出を逃した[8]

2010年

7月22日にダイヤモンドリーグヘラクレスの男子400mでジャマイカ歴代4位(当時)の記録となる44秒54をマークした[9]。9月にはアメリカ大陸代表としてコンチネンタルカップに出場すると、男子400mは44秒59をマークしてジェレミー・ウォリナー(44秒22)に次ぐ2位[10]、アンカーを務めた男子4×400mリレーは2分59秒00をマークしての優勝に貢献した[11]

2011年 - 2014年

2011年以降は怪我に苦しめられ、2011年は46秒56、2012年は45秒71、2013年は46秒13、2014年は46秒32がシーズンベストという不本意なシーズンを送った[12]

2015年

8月に北中米カリブ選手権の男子400m予選で5年ぶりの44秒台となる44秒93をマーク。決勝は45秒37とタイムを落としたものの、ラロンデ・ゴードン(44秒89)、ネリー・ブレネス(45秒22)に次ぐ3位に入り銅メダルを獲得した。6月のジャマイカ選手権男子400mでは3位でゴールしながらもラインを踏んだとして失格になったが、その後の北中米カリブ選手権男子400mで2015年ジャマイカランク3位(当時)の44秒93をマークしたことなどから、北京世界選手権の男子4×400mリレーメンバーに選出された[13]。2009年ベルリン大会以来となる世界選手権出場を果たすと、男子4×400mリレー決勝でジャマイカチームの2走を務めて2分58秒51をマークしたが、3位のイギリスに同タイム着差ありで敗れて惜しくもメダルを逃した[14]

自己ベスト

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒73 2004年4月8日 アメリカ合衆国の旗 ボイントンビーチ
10秒62w (+2.8) 2007年3月8日 アメリカ合衆国の旗 スティーブンビル 追い風参考記録
200m 21秒08 (-0.3) 2005年4月22日 アメリカ合衆国の旗 タラハシー
400m 44秒54 2010年7月22日 モナコの旗 モナコ
800m 1分55秒71 2014年1月25日 ジャマイカの旗 キングストン
室内
200m 21秒13 2006年2月25日 アメリカ合衆国の旗 ブラックスバーグ
400m 45秒64 2007年3月9日 アメリカ合衆国の旗 フェイエットビル
800m 1分53秒34 2007年1月13日 アメリカ合衆国の旗 ゲインズビル

主要大会成績

備考欄の記録は当時のもの

国際大会

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2006 北中米カリブU23選手権 (en ドミニカ共和国の旗 サントドミンゴ 400m 優勝 45秒09
4x400mR 優勝 3分03秒86 (4走)
中央アメリカ・カリブ海
競技大会
 (en
コロンビアの旗 カルタヘナ 400m 5位 45秒73
4x400mR 優勝 3分01秒78 (3走) 大会記録
2007 世界選手権 日本の旗 大阪 400m 準決勝2組5着DNS 45秒18
4x400mR 4位 3分00秒76 (2走)
2008 オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 400m 準決勝2組4着DNS 45秒09
4x400mR 7位 3分01秒45 (2走)
2009 世界選手権 ドイツの旗 ベルリン 400m 準決勝3組3着 45秒13
4x400mR 予選2組5着 3分04秒45 (2走)
2010 世界室内選手権 カタールの旗 ドーハ 400m 準決勝2組6着 48秒02
4x400mR 決勝途中棄権 DNF (4走)
コンチネンタルカップ (en クロアチアの旗 スプリト 400m 2位 44秒59 アメリカ大陸代表
4x400mR 優勝 2分59秒00 (4走) アメリカ大陸代表混成チーム
2015 世界リレー (en バハマの旗 ナッソー 4x400mR 4位 3分00秒23 (3走)
北中米カリブ選手権 (en コスタリカの旗 サンホセ 400m 3位 45秒37
パンアメリカン競技大会 (en カナダの旗 トロント 4x400mR 6位 3分01秒97 (4走)
世界選手権 中華人民共和国の旗 北京 4x400mR 4位 2分58秒51 (2走)
2016 世界室内選手権 アメリカ合衆国の旗 ポートランド 400m 予選3組3着 47秒07
4x400mR 4位 3分06秒02 (1走)

ダイヤモンドリーグ

優勝したダイヤモンドリーグ個人種目の成績を記載

大会 場所 種目 記録 備考
2010 英国グランプリ イギリスの旗 ゲーツヘッド 400m 44秒98 ポイント対象外レース

脚注

  1. ^ Ricardo Chambers, 4x100m men secure NACAC gold”. Sports Jamaica (2006年7月11日). 2016年2月16日閲覧。
  2. ^ Wisconsin’s track crown a big one for the Big Ten”. 全米大学体育協会 (2007年3月26日). 2016年2月16日閲覧。
  3. ^ Dix powers Florida State to title with sprint sweep”. 全米大学体育協会 (2007年6月18日). 2016年2月16日閲覧。
  4. ^ 第11回世界選手権男子400m準決勝サマリー”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月16日閲覧。
  5. ^ 第11回世界選手権男子4×400mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月16日閲覧。
  6. ^ 第29回オリンピック男子400m準決勝サマリー”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月16日閲覧。
  7. ^ 第29回オリンピック男子4×400mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月16日閲覧。
  8. ^ 第12回世界選手権男子400m準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月16日閲覧。
  9. ^ Coach Glen Mills hails young charges”. RJR News (2010年7月24日). 2016年2月16日閲覧。
  10. ^ 第1回コンチネンタルカップ男子400mリザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月16日閲覧。
  11. ^ 第1回コンチネンタルカップ男子4×400mリレーリザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月16日閲覧。
  12. ^ Chambers getting back to his best”. Jamaica Star (2014年4月10日). 2016年2月16日閲覧。
  13. ^ Jamaican 400m runner Ricardo Chambers gets late call to join World Champs team”. Jamaica Gleaner (2015年8月13日). 2016年2月16日閲覧。
  14. ^ 第15回世界選手権男子4×400mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月16日閲覧。

外部リンク