ユッシ賞(Jussi Awards)は、フィンランドの映画製作に携わる監督、俳優、脚本家らに毎年贈られる映画賞である。
歴史
1944年11月16日、ヘルシンキのレストラン・アドロンで第1回ユッシ賞の授賞式が開催された。この賞はヨーロッパで最古の映画賞の1つである[1][2][3][4][5]。
もともと賞の名前は「Aino」とする構想であったが、結局現在のユッシに決定した。この名称は1924年と1936年の映画『Pohjalaisia』の登場人物にちなんでいる[6][7]。
賞はもともとElokuvajournalistitによって創設されたが、1960年代初頭にフィンランド映画界で働く300人あまりの会員を有するFilmiauraに移管した[6][3]。この移管騒動があったために1960年と1961年は受賞者無しとなっている[6]。
トロフィー
ユッシ賞のトロフィーは前述の映画のキャラクターに基づき、帽子を被って立っている人物の石膏像となっている。これは彫刻家のベン・レンヴァル(フィンランド語版)によって設計された。現在は息子のセッポ・レンヴァル(フィンランド語版)が手作りしている[6][8][9]。
部門
一般投票部門を除く全ての受賞者は260人の映画の専門家により構成された協会であるFilmiauraによる非公開投票によって決定される。部門は以下の通りである:[6]
- 作品賞
- 監督賞
- 主演男優賞
- 主演女優賞
- 助演男優賞
- 助演女優賞
- 脚本賞
- 撮影賞
- 作曲賞
- 編集賞
- 音響デザイン賞
- プロダクションデザイン賞
- 衣裳デザイン賞
- ドキュメンタリー賞
- 観客賞
- ベトニ・ユッシ賞(生涯功労賞)
参考文献
外部リンク
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