ヤシン・ブヌ

ヤシン・ブヌ
セビージャでのボノ(2023年)
名前
愛称 ボノ(Bono)
ラテン文字 Yassine Bounou
アラビア語 ياسين بونو
基本情報
国籍 モロッコの旗 モロッコ
カナダの旗 カナダ
生年月日 (1991-04-05) 1991年4月5日(33歳)
出身地 カナダの旗 カナダケベック州モントリオール
身長 190cm[1]
体重 78kg
選手情報
在籍チーム サウジアラビアの旗 アル・ヒラル
ポジション GK
背番号 37
利き足 左足
ユース
1999-2010 モロッコの旗 ウィダード・カサブランカ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2010-2012 モロッコの旗 ウィダード・カサブランカ 11 (0)
2012-2014 スペインの旗 アトレティコ・マドリードB 47 (0)
2014-2016 スペインの旗 アトレティコ・マドリード 0 (0)
2014-2016 スペインの旗 サラゴサ (loan) 35 (0)
2016-2020 スペインの旗 ジローナ 83 (0)
2019-2020 スペインの旗 セビージャ (loan) 6 (0)
2020-2023 スペインの旗 セビージャ 90 (1)
2023- サウジアラビアの旗 アル・ヒラル 17 (0)
代表歴2
2011-2012  モロッコ U-20 4 (0)
2011-2012  モロッコ U-23 4 (0)
2013- モロッコの旗 モロッコ 55 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年8月18日現在。
2. 2023年8月18日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ヤシン・ブヌYassine Bounou, アラビア語: ياسين بونو‎、1991年4月5日 - )は、カナダケベック州モントリオール生まれ、モロッコカサブランカ育ちのモロッコのサッカー選手サウジ・プロフェッショナルリーグアル・ヒラル所属。モロッコ代表。ポジションはGK

ボノ(Bono)という愛称でも知られる。

クラブ経歴

8歳の時からカサブランカウィダード・カサブランカのユースチームに所属する。2010年にはトップチームへと昇格し、プロとしてのキャリアをスタートする。

2012年にはスペインアトレティコ・マドリードBへ移籍し、2014年にサラゴサ へとローン移籍した後、2016年からはジローナに所属していた。

2019年にはセビージャFCへ移籍。同クラブでは、2019-20シーズン終盤に正GKトマーシュ・ヴァツリークが膝の怪我で離脱し出場機会を得ると、好パフォーマンスを見せ、レギュラーへと定着する。

翌2020-21シーズンも正GKとしてプレーし、33試合に出場した。2021年3月20日のレアル・バリャドリード戦で0-1で迎えた試合終了間際にプロ初ゴールを決め、1-1の引分けに持ち込んだ[2][3]

同シーズンはティボ・クルトゥワヤン・オブラクらを抑えて、1試合あたりの平均失点がリーグ最少のGKに贈られるサモラ賞を受賞した[4]

2022-23シーズン、UEFAヨーロッパリーグ決勝のASローマ戦でのPK戦では、マンチーニのシュートをセーブするなどの活躍で優勝に貢献、この試合のプレーヤーオブザマッチに選出された[5]

2023-24シーズンの開幕前には、レアル・マドリードFCバイエルン・ミュンヘンといった強豪からも関心を受けたが、8月17日にサウジ・プロフェッショナルリーグアル・ヒラルへ完全移籍することが発表された[6]

代表歴

モロッコ人の両親の元、カナダのケベック州モントリオールで生まれ、ブヌが2歳の時に家族でモロッコのカサブランカに移住するまでカナダにいたことからカナダ代表モロッコ代表のいずれかを選択することが出来たが、最終的にはモロッコ代表でのプレーを選択した[7]

2012年ロンドンオリンピックにU23代表の一員として参加したが、ブヌの出番はなかった。

2013年8月14日、A代表初招集[8]。翌日、タンジェで開催されたブルキナファソとの親善試合で後半から途中出場し初キャップを記録。試合には1-2で敗れた[9]

2018年、ロシアワールドカップのメンバーに選ばれた。しかし、ムニル・モハンド・モハメディとのポジション争いに敗れ、ブヌの出番も無くチームはグループステージ敗退となった。

2022年11月10日、2022 FIFAワールドカップに向けたメンバーの1人に選出された[10][11]。11月27日、グループステージ第2節ベルギーとの試合で試合開始前の国歌斉唱中に体調不良となりキックオフ直前に急遽欠場。第1節のクロアチア戦で怪我をしていたことを明かした[12]。ラウンド16(1回戦)のスペイン戦は0-0で延長戦を終え、PK戦にもつれ込まれたが相手選手のキックを全てストップした。ワールドカップで無失点の試合後のPK戦で相手に成功を許さなかったのは2006年大会の16強スイス戦でウクライナオレクサンドル・ショフコフスキーが達成して以来2人目である。準々決勝のポルトガル戦でも無失点勝利に貢献しアフリカ勢初のベスト4進出に貢献した。

タイトル

クラブ

ウィダード・カサブランカ
アトレティコ・マドリード
セビージャ

個人

勲章

脚注

  1. ^ FIFA Qatar World Cup 2022: List of Players: Morocco”. FIFA. p. 19 (2022年11月15日). 2022年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月1日閲覧。
  2. ^ 守護神ブヌの劇的弾でセビージャがドロー! (2-4-4)の超攻撃的布陣もゴールをこじ開けたのはまさかのGK《ラ・リーガ》”. 超ワールドサッカー (2021年3月21日). 2021年3月21日閲覧。
  3. ^ 守護神がチームを救う劇的弾!セビージャGKブヌ、足で決めた「英雄ゴール」がこれ”. Qoly.jp (2021年3月21日). 2021年3月22日閲覧。
  4. ^ セビージャGKボノが今季のラ・リーガサモラ賞に!平均失点0.77でクルトワを抑えて受賞”. Goal (2022年5月24日). 2022年5月25日閲覧。
  5. ^ PKストップで優勝導く…EL制覇のセビージャ、MVPはGKブヌ!大躍進のモロッコ守護神としてW杯でも大活躍「決定的な影響を与えた」”. GOAL (2023年6月1日). 2023年6月10日閲覧。
  6. ^ モロッコ代表GKボノもサウジへ! アル・ヒラルと3年契約締結…約4年間在籍のセビージャに別れ”. サッカーキング (2023年8月18日). 2023年12月20日閲覧。
  7. ^ أتليتيكو مدريد يعير الحارس المغربي ياسين بونو لسرقسطة (Atlético Madrid loans Moroccan goalkeeper Bounou to Zaragoza); Tanger Inter, 31 August 2014 (アラビア語)
  8. ^ Match Maroc - Burkina Faso Aujourd’hui (Match Morocco – Burkina Faso today); Bladi, 14 August 2013 (フランス語)
  9. ^ Maroc – Burkina: Les Etalons triomphent à Tanger (Morocco – Burkina: The Etalons triumph in Tangier); Le Faso, 15 August 2013 (フランス語)
  10. ^ لائحة المنتخب الوطني المشاركة في نهائيات كأس العالم قطر 2022” (アラビア語). Fédération royale marocaine de football (2022年11月10日). 2022年11月12日閲覧。
  11. ^ モロッコ代表がカタールW杯メンバー発表! ツィエクやハキミら選出”. サッカーキング (2022年11月11日). 2022年11月12日閲覧。
  12. ^ 国歌斉唱中にめまい…ベルギー撃破のモロッコ、GKが体調不良で試合開始直前に選手交代”. Gaol.com (2022年11月28日). 2022年11月29日閲覧。
  13. ^ King receives members of national soccer team, decorates them with Royal wissams” (英語). HESPRESS English - Morocco News (2022年12月20日). 2023年6月10日閲覧。

外部リンク