モーリシャス (HMS Mauritius, 80) は、1939年進水のイギリス海軍の軽巡洋艦。フィジー級。
艦歴
1938年3月31日、ニューカッスル・アポン・タインのスワン・ハンター社で起工。1939年7月19日進水。1941年1月4日竣工。
就役後、「モーリシャス」は大西洋とインド洋で船団護衛、通商保護などに従事した。太平洋戦争開戦後イギリスに戻り、改装工事を受けた。その後、インド洋などで主に船団護衛に従事。
1943年6月、地中海に配備される途中スエズ運河で座礁し損傷。修理後、7月にハスキー作戦(シチリア島上陸作戦)に参加。続いて9月にはイタリア南部への上陸作戦(ベイタウン作戦、アヴァランチ作戦)に参加。
1943年末にはビスケー湾へ移り、ドイツの封鎖突破船阻止にあたった(ストーンウォール作戦)。
1944年1月、地中海に戻りシングル作戦(アンツィオ上陸作戦)に参加。
1944年6月、ノルマンディー上陸作戦に参加。
1944年8月15日、「モーリシャス」と駆逐艦「アーサ」、「イロコイ」はビスケー湾でドイツ船団を攻撃。数隻の艦船を沈め水雷艇「T24」などを損傷させた。
1945年1月28日、「モーリシャス」と軽巡洋艦「ダイアデム」はノルウェー沿岸でドイツ駆逐艦「Z31」、「Z34」、「Z38」と交戦した。
1952年に退役。1965年、スクラップとして売却。
外部リンク