モンテビデオ・ワンダラーズ・フトボル・クルブ(スペイン語: Montevideo Wanderers Fútbol Club)は、ウルグアイの首都モンテビデオを本拠地とするサッカークラブである。2022シーズンはプリメーラ・ディビシオンに所属。
概要
クラブ創設は1902年。現在も活動を続ける主要クラブの中では、ペニャロール(CURCC時代を含む)、ナシオナルに次いで古い歴史を持つ。プリメーラ・ディビシオン在籍年数はナシオナル、ペニャロールに次いで3番目に長い。アマチュアリーグ時代(1900年-1931年)に3回の国内リーグ優勝を記録している。
歴史
1902年8月15日にクラブ創設。1903年からプリメーラ・ディビシオンに参加。アマチュアリーグ時代の1906年、1909年、1931年に国内リーグを制した。1920年代まで開催されていた国内カップ戦のコパ・コンペテンシア、コパ・デ・オノールのタイトル獲得数は、ともにナシオナル、ペニャロールに次いで3位である。
この時代のワンダラーズは国際大会でも活躍した。当時、アルゼンチンサッカー協会(AFA)とウルグアイサッカー協会(AUF)は、両国のカップ戦王者同士が対戦するタイ・カップ(Tie Cup)[1]とコパ・デ・オノール・クセニエール(Copa de Honor Cusenier)[2]を共催していた。ワンダラーズはウルグアイの代表としてこれらの大会に何度か出場しており、特にタイ・カップではウルグアイ勢最多となる3回の優勝を遂げた。
ウルグアイ国内リーグは、1923年から1925年までの間、AUF主催リーグとFUF主催リーグの2リーグに分裂して開催されていた。ワンダラーズは、AUF主催リーグには本来のモンテビデオ・ワンダラーズとして、もう一方のFUF主催リーグにはアトレティコ・ワンダラーズ(Atlético Wanderers)として、両方のリーグに参加した。FUF主催リーグでアトレティコ・ワンダラーズが1923年に優勝、1924年に準優勝の活躍を見せたが、FUF主催リーグの結果はウルグアイサッカー協会(AUF)から公式記録として認められていない。
1975年にはコパ・リベルタドーレスに初出場を果たした。同大会には2020年までに9回出場しており、最高位は2002年と2015年のベスト16である。
1940年代以降は主要タイトルから遠ざかっている古豪だが、2013-14シーズン、2016シーズンでは国内リーグで2位になっており、クラブ創設以来、長年にわたって安定した成績を維持している。
タイトル
国内タイトル
- コパ・コンペテンシア(1904-1925):5回
- 1906, 1908, 1911, 1917, 1918
- コパ・デ・オノール(1905-1922):2回
国際タイトル
現所属メンバー
- 2023年3月1日現在[4]
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
歴代監督
歴代所属選手
GK
DF
MF
FW
脚注
- ^ アルゼンチンのコパ・デ・コンペテンシア・ジョッキー・クルブ(Copa de Competencia Jockey Club)とウルグアイのコパ・コンペテンシア(Copa Competencia)の優勝クラブ同士が対戦。ブエノスアイレスで開催。
- ^ アルゼンチンのコパ・デ・オノール・ムニシパリダ・デ・ブエノス・アイレス(Copa de Honor Municipalidad de Buenos Aires)とウルグアイのコパ・デ・オノール(Copa de Honor)の優勝クラブ同士が対戦。モンテビデオで開催。
- ^ ウルグアイサッカー連盟(FUF)主催リーグの結果はウルグアイサッカー協会(AUF)から公式記録として認められていない。
- ^ “First Team”. mwfc.com.uy. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
外部リンク