メルダース(Mölders, D186)は、ドイツ海軍のミサイル駆逐艦。リュッチェンス級駆逐艦の2番艦。艦名はヴェルナー・メルダース大佐に因む。
艦歴
メルダースは1966年4月12日に、DDG-29 としてメイン州バスのバス鉄工所で起工する。1967年4月13日にメルダース大佐の母親、アン=マリー・メルダースによって進水し、1969年2月23日に就役、キールを拠点とする第1駆逐艦隊に配属された。
33年に及ぶ現役任務でメルダースは16名の艦長が着任し、14,000名以上の水兵が勤務、675,054.6海里の距離を航海した。メルダースは2003年5月28日にヴィルヘルムスハーフェンで退役した。
メルダースは姉妹艦のリュッチェンス、ロンメルとは異なり現在は博物艦船としてヴィルヘルムスハーフェンに展示される。皮肉なことに現役任務中にメルダースはヴィルヘルムスハーフェンに配属されることはなかった。
USS ヘンリー・A・ウィリー
DDG-29 はヘンリー・A・ウィリー (USS Henry A. Wiley, DDG-29)として建造される予定であった。艦名はヘンリー・A・ウィリー提督 (1867 - 1943) に因むものであったが、ヘンリー・A・ウィリーの建造はその後取り消された。
外部リンク