『ミークシ』(Miikshi)は、カナダのガゼル・オートメーション社が製作したパワーファーモーション作品[2]。1960年代のジェリー&シルビア・アンダーソン夫妻らによる一連のテレビシリーズの影響を受けている。
あらすじ
ミブキヴィルに住む天才だが恥ずかしがりやの科学者ミークシが、その身の回りで起きることに科学的に対処していく。
概要
『サンダーバード50周年記念エピソード』に参加したジャスティン・T・リー、リンジー・リー(旧姓ホラン)夫妻が独自に製作した人形劇番組。当作は一連のアンダーソン夫妻のスーパーマリオネーション作品と異なり、全ての人形を[注 1]下から操演するものとなっている[注 2]。
5本のパイロット版が製作された後、シャフツベリー・キッズと共同で第1シーズン10話が製作され[3]、2021年9月20日に公開された[4]。
2022年1月5日には既存の第1シリーズに日本語字幕がつけられた[5]。
2023年4月3日には東京大学地震研究所と共同で制作した、ミュオグラフィに関するエピソード「宇宙線」の英語版および日本語吹替版が公開された[6][7](協力:東京大学国際ミュオグラフィ連携研究機構・国際ミュオグラフィ研究所、声:西原さおり/下山吉光/有光万夕/片岡あきら、翻訳:三澤新、吹替版制作:Voquent Ltd[1])。この作品は同年5月27日にグランフロント大阪で上映イベントも行われた(主催:関西大学ミュオグラフィアートプロジェクト、東京大学ミュオグラフィリベラルアーツプロジェクト/協力:東京大学国際ミュオグラフィ連携研究機構、ガゼル・オートメーション、国際ミュオグラフィ研究所、国際美術研究所/挨拶:柳本顕)[8][9][10][11]。2023年7月現在3本の製作が予定されていた[12]。
登場人物
主な登場人物
- ミークシ
- 声:リンジー・リー[3]/西原さおり[13]
- 羊。恥ずかしがりやな科学者。恥ずかしがりや故、他人との会話も覚束ないが、自宅のガレージには自身が開発したジェット機のヘイ・ユー号(Hey Ewe)を駐機し、食堂はレバーひとつで研究室へと様変わりする等、科学者としての腕は非常に高い。持ち運んでいる万能ツール“ワゴン・ホイール”[14]で様々なことに対処することが多い。
- チコライナ
- 声:リアナ・ベデューイ[1]/公文のぞみ[注 3]
- 鳥。ミークシの親友。ラジオ局で『As It Flappens』を担当している。静かなミークシに比べて非常にうるさいことを本人も自覚している[16]が、ミークシとは親友コンテストに一緒に出るほど仲が良く[17]、自分こそがミークシの親友だと主張することが多い[18]。
- ゴード
- 声:?/片岡あきら[19]
- 犬(スパニエル[3])。ミークシの友達。チコライナよりは大人しい。ミックス・ナッツを売ったり[20]、NTS社の郵便配達員だったり[21]、ライブ会場の裏方で働いたり[22]と様々なことを行っている。パイロット版では「ダニエル」と呼ばれていたが、変更された[23]。
- クランペット博士
- 声:
- ハムスター。自称天才科学者で実際天才科学者なのだろうが、自惚れ屋。しばしば「I am Doctor Crumpet!」[20][24]と言っている。
- パーシー・ディーエム
- 声:?/片岡あきら[19]
- 豚。ミブキヴィル市長。元俳優でミークシのお気に入りの映画[17]『Slow with Friction』の主演[18]も演じていた。
その他
- タイガー・マーサー博士
- 声:
- 虎。クランペット博士と組んでゴールデン・ビーカー科学コンテストで優勝しようと目論む。
その他にクランペット博士の助手[20]、地下鉄でケーキを勧めるキリン[18]、「It’s」を繰り返し言うミブキヴィル倉庫で働く[21]灰色のネズミ[18][25][22]、キリンの警部とその部下のネズミ[26]などの市民がいるが、名前が呼ばれたことはない。
各話リスト
受賞
脚注
注
出典
関連項目
外部リンク
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