ニフカドックス(1930年[1]発売) - 6.5×9cm(大名刺)判クラップカメラ。「ドックス」という名前は、独ドルニエの飛行艇「ドルニエ Do X」にちなんでつけられた。ピント合わせは日本では初めてとなる前玉回転式。レンズはニフカアナスチグマット105mmF6.8、シャッターはコイロスブランドであるが自社製になっている。これらによりコストダウンが可能となり当時としては破格の29円で販売されてかなりよく売れたが、レンズが甘くユーザーの評価は今ひとつであった。
ディマージュV(Dimage V 、1997年5月発売) - ミノルタ初のコンパクト型デジタルカメラ。回転と取り外しが可能で取り外し後はケーブルで接続して運用できた固定焦点の3倍ズームレンズを装備していた。シャープのビデオカメラに類似の例はあるが、デジタルスチルカメラとしては2011年現在でもこれと後継機のEXにしか例がない。メモリにはスマートメディアを採用するものの、開発の遅れから初期仕様の5V電圧駆動タイプにしか対応しておらず、容量は実質2MBまでとなる[10]。
ディマージュEXズーム1500(Dimage EX Zoom1500 、1998年11月発売) - 1/2型150万画素CCD採用の所謂"メガピクセル"デジタルカメラ。未消化に終わった感のあったディマージュVのコンセプトを更に進め、同一のボディに異なる種類のCCD+レンズユニットを交換するというモジュラータイプの先駆で、2009年にリコーGXRシリーズが発売されるまでは唯一無二の存在であった。制御用OSに米国FlashPointがデジタルカメラ専用に開発したDigitaOSを採用し機能の拡張性に優れるものの、肝心の動作が遅かった。メモリには前機種と変わりコンパクトフラッシュを採用し、大容量に対応した。一般的な3倍ズームのほか1999年1月ライカ判で28mm相当F1.9の広角単焦点レンズユニット、1999年12月立体写真撮影用の3D1500システムといった個性的なレンズを発売したものの売れ行きが芳しくなく、システムとしては中途に終わった感がある。2000年まで販売された。