『マスターズ/超空の覇者』(マスターズ/ちょうくうのはしゃ、原題:Masters of the Universe)は、1987年制作のアメリカ合衆国のSFアクション映画。
マテル社の開発した玩具「マスターズ・オブ・ユニバース」(Masters of the Universe)をコミック化したものを映画化した作品。ドルフ・ラングレンの初主演映画である。
あらすじ
全宇宙創造“ビッグバン”のグレイスカル・パワーを守る惑星エターニアの勇敢な戦士ヒーマンは、正義と宇宙の平和のために“闇と混沌の魔王”スケルター率いる悪の軍団と戦っていたが、城を陥落させられ“聖魔道女”ソーサレスは囚われの身となり、エターニア軍の兵士の殆どは降伏してしまう。
ヒーマンは辛うじてスケルターの追手から逃れた兵士アームズと女性兵士ティーラの2人と合流、更にスケルターの元へ連行されそうになっていた“異郷の天才”と呼ばれる科学者グウィルダーを救出する。スケルター一味が城を陥落させたのはグウィルダーが開発した時空間転位サイザーという転位装置のせいだと判明。一行はグウィルダーを責めるが、彼はスケルターの目的を知らなかった事と自宅に試作品のサウザーがある事を伝え、ヒーマン達はそれを使って城へと転位しソーサレス救出へ赴く。しかし、玉座ではスケルターとその軍勢が待ち構えており、戦闘状態となるが多勢に無勢で劣勢となり、ソーサレスの救出を一旦諦め再びサウザーを使い城から撤退する。
だが、グウィルダーは座標を慌てて設定した為、ヒーマン達はエターニアではなく遥か遠くの地球へと転位してしまう。更にグウィルダーは時空間転位サウザーを何処かへ落としてしまい、一行はやむを得ずサウザーの捜索をする羽目になる。
一方スケルターはヒーマンの転位先を突き止め、側近のイブル・リンにヒーマンの連行とサウザーの回収を命令し地球に軍勢を送り込む。
サウザーを拾った地球人のジュリーとケヴィンは軍勢から狙われる事となり、2人と出会ったヒーマン達はジュリー達を守りつつスケルター一味と攻防を開始する。
スタッフ
キャスト
備考
ヒーマンはもともと、英雄コナンを意識して作られたキャラクターであった。しかし、法的な理由と映画版コナン(「キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2」)がいささか成人向けの内容であったため、新たなキャラクターが造形されることとなった。
関連項目
脚注
外部リンク