マイケル・マクドナルド (ミュージシャン)

マイケル・マクドナルド
Michael McDonald
マイケル・マクドナルド(2011年
基本情報
生誕 (1952-02-12) 1952年2月12日(72歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミズーリ州セントルイス
ジャンル ポップスロックファンクブルー・アイド・ソウル
職業 ミュージシャンシンガーソングライター
担当楽器 ボーカルキーボードシンセサイザー
活動期間 1974年 -
共同作業者 ドゥービー・ブラザーズスティーリー・ダンケニー・ロギンスTOTO
公式サイト www.michaelmcdonald.com

マイケル・マクドナルド(Michael McDonald、1952年2月12日 - )はアメリカミュージシャンシンガーソングライタードゥービー・ブラザーズの元メンバー[1]ブルー・アイド・ソウルと称される声質を特徴として持つタイプのボーカリストの一人であり、ハスキーで深みのある非常に個性的な歌声を披露する。

歴史

ミズーリ州セントルイス生まれ。高校の頃からバンド活動を始める。ブルーというバンドにいたころにRCAレコードに見出され、1970年にロサンゼルスに移住、セッションミュージシャンとして活動を始める。1974年スティーリー・ダンにツアーメンバーとして参加、『うそつきケイティ』でもバックボーカルを務めた。

1975年ジェフ・バクスターの誘いを受け、病気のために一時的にバンドを離れたトム・ジョンストンの代役としてドゥービー・ブラザーズに加入、ツアーを行う。マクドナルドの加入により、ドゥービーはそれまでのファンキーなギターロックからソウルフルで都会的なAORに音楽性を転換する。1978年の『ミニット・バイ・ミニット』、ケニー・ロギンスと共作した「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」は全米1位を記録、グラミー賞の最優秀アルバム、最優秀楽曲を受賞し、マクドナルドの名声を高めた。

ドゥービー・ブラザーズが活動を停止した1982年にソロアルバム『思慕(ワン・ウェイ・ハート)』を発表、「アイ・キープ・フォーゲッティン」のヒットを生む。1983年に発表されたジェームス・イングラムとのデュエット曲「ヤー・モ・ビー・ゼア」は、グラミー賞最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞し、ソロ転向後としては初のグラミー受賞を果たした[2]1986年にはパティ・ラベルとのデュエット曲「オン・マイ・オウン」を大ヒットさせる。個性的ながらソウルフルかつ甘い歌声から、この当時は「女性歌手が最もデュエットしたい男性歌手」といわれる存在であった。

1990年代以降もAOR界では大御所として人気を博し、1995年にはドゥービー・ブラザーズの再結成ツアーにも参加した。2003年にはモータウンヒットのカバー集『モータウン』を発表し、全米14位のヒットとなる[3]。以後はカバー・アルバムのリリースが続いたが、2017年には自身17年ぶりとなるオリジナル曲によるアルバム『ワイド・オープン』を発表した[4]

ディスコグラフィ

ドゥービー・ブラザーズ

ソロ・アルバム

  • 思慕(ワン・ウェイ・ハート) - If That's What It Takes(1982年)
  • ノー・ルッキン・バック - No Lookin' Back(1985年)
  • テイク・イット・トゥ・ハート - Take It to Heart(1990年)
  • ブリンク・オブ・アイ - Blink of an Eye(1993年)
  • ブルー・オブセッション - Blue Obsession(2000年)
  • イン・ザ・スピリット - In the Spirit: A Christmas Album(2001年)
  • モータウン - Motown(2003年)
  • モータウン2 - Motown Two(2004年)
  • Through the Many Winters: A Christmas Album(2005年)
  • Soul Speak(2008年)
  • ワイド・オープン - Wide Open(2017年)

関連項目

脚注

  1. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “The Doobie Brothers | Biography & History”. AllMusic. All Media Network. 2021年6月21日閲覧。
  2. ^ Michael McDonald | Awards | AllMusic
  3. ^ Michael McDonald Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2019年9月20日閲覧。
  4. ^ Michael McDonald Announces New Album Wide Open”. Pitchfork. Condé Nast (2017年5月1日). 2019年9月20日閲覧。

外部リンク