ポール・ヴィエイユ(フランス語:Paul Marie Eugène Vieille、1854年9月2日 - 1934年1月14日)は、1884年に近代的なニトロセルロースベースの無煙火薬を開発したフランス人化学者である。
エコール・ポリテクニーク卒。"Laboratoire Central des Poudres et Salpetres" (火薬・硝石中央研究所)所長。フランス科学アカデミーの会員[1]。
新型の火薬は、同じ重量の黒色火薬の3倍の威力で、燃焼残留物も残さない画期的な発明であった事から、瞬く間に各国の軍の、あらゆる兵器に採用された。この発明が認められ、1889年にルコント賞が授与された。
出典
- ^ Médard, Louis (1994). “L'œuvre scientifique de Paul Vieille (1854-1934) (The scientific work of Paul Vieille (1854-1934) )” (french). Revue d'histoire des sciences 47 (3–4): 381–404. http://www.persee.fr/web/revues/home/prescript/article/rhs_0151-4105_1994_num_47_3_1211.