『ブロークン・アロー』(Broken Arrow)は、カナダ系アメリカ人ミュージシャン、ニール・ヤングの24枚目、クレイジー・ホースとの8枚目のスタジオ・アルバムで、1996年にリリースされた。
概要
このアルバムのセッションは1996年春、北カリフォルニアにあるヤングの牧場で行われた。このセッションは、前年に肺がんで亡くなったプロデューサーのデヴィッド・ブリッグス抜きでヤングが初めて行ったものだった。グループは、ブリッグスの指導とリーダーシップなしに新しいアルバムをレコーディングするのに苦労した。インスピレーションを得るために、彼らはセッションの前に地元のクラブで一連のライブを予約した。最後の曲はジミー・リードの曲のライヴ・ヴァージョンで、カリフォルニアの小さな 「シークレット 」ギグでオーディエンス・マイクで録音され、ブートレッグのような雰囲気を醸し出している[4][5]。最初の3曲は、長く構成されたジャムの形をしている。『Shakey』のインタビューで、ヤングはこのアルバムを「傷つきやすく、未完成なものだった。デイヴィッド抜きで、自分のベルトの下に1曲置いておきたかったんだ」と述べた。
収録曲
特に断りのない限り、全曲ニール・ヤング作。
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|
1. | 「Big Time」 | | |
2. | 「Loose Change」 | | |
3. | 「Slip Away」 | | |
4. | 「Changing Highways」 | | |
5. | 「Scattered (Let's Think About Livin')」 | | |
6. | 「This Town」 | | |
7. | 「Music Arcade」 | | |
8. | 「Baby What You Want Me to Do」 | Jimmy Reed | |
LPレコード版ボーナストラック# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 時間 |
---|
9. | 「Interstate」 | | | |
参加ミュージシャン
- Neil Young – vocals, guitars, piano, harmonica, production, mixing
クレイジー・ホース
- Ralph Molina – drums, percussion, backing vocals
- Frank "Poncho" Sampedro – electric guitar, backing vocals
- Billy Talbot – bass guitar, tambourine, backing vocals
制作スタッフ
- Gary Burden, Jesse Burden – art direction & design
- Jenice Heo – computer design
- Larry Cragg – photography
- Elliot Roberts – direction
- Greg Archilla – recording (1–7), mixing
- John Hausmann – recording assistance (1–7)
- Tim Mulligan – recording (8)
脚注