ブノワ・ソーカル(Benoît Sokal、1954年6月28日 - 2021年5月28日)は、ベルギー・ブリュッセル出身の漫画家(バンド・デシネ作家)、ゲームクリエイター。漫画『Inspector Canardo(英語版)』シリーズやゲームソフト『シベリア』シリーズで知られる。
略歴
1954年にブリュッセルで生まれる[1]。1978年にサン=リュック美術学院(フランス語版)を卒業後、漫画雑誌「À Suivre(英語版)」で『Inspector Canardo(英語版)』が掲載されて人気を博す[2]。
1990年代後半からはフランス企業のMicroïds(英語版)と共同でゲームソフト開発を開始し、1999年に『Amerzone(英語版)』を、2002年に『シベリア』を発売。『シベリア』は高評価を受けてシリーズ化された。また、2003年には自身のスタジオWhite Birdsを立ち上げ、2006年に『Paradise(英語版)』を、2007年に『Sinking Island(英語版)』をリリースしている[2]。
2007年にレオポルド2世勲章を受章。1990年代半ばにコンピュータを用いた図面の着色や3D技術の導入を行いゲームソフト開発にも参加するといった事柄が先駆的であるとして評価された[3]。
長い闘病生活の末、2021年5月28日に66歳で死去した[4]。
作品
漫画
ゲームソフト
画集
- Amerzone(1999年)
- Syberia : Esthétique du jeu(2002年)
- Lost Paradise of Maurania(2006年)
- Tout l'art de Syberia(2017年)
脚注