『フリービーとビーン/大乱戦』(Freebie and the Bean)は、1974年のアメリカ合衆国の映画。サンフランシスコを舞台に、二人の刑事が活躍するアクション・コメディ作品。監督はリチャード・ラッシュ[2]。主演はジェームズ・カーンとアラン・アーキン。バレリー・ハーパー(英語版)は本作でゴールデングローブ賞の新人賞にノミネートした[3]。
スタンリー・キューブリックは本作を「1974年の最高の映画」と評したと言われている[4]。また、残虐さをコメディにする作風は後にクエンティン・タランティーノにも影響を与えている[2][5]。
ストーリー
フリービーとビーンの私服刑事コンビは、1年にわたる調査の末、サンフランシスコのナンバーズ賭博の胴元レッド・マイヤーズのごみ箱からある事件の証拠を見つけた。二人は、マイヤーズの有罪の証拠をつかむべく、モトレイという男を探すも見つからず、彼の相棒のホワイトからデトロイトの組織がマイヤーズを狙っていること告げられる。マイヤーズを殺されてほしくないフリービーとビーンは、わいせつ罪をでっちあげて逮捕にかかる。ところが、マイヤーズはすぐに釈放されてしまい、二人は彼を追う羽目になる。二人は組織が放った刺客からマイヤーズがフロリダへ逃げようとしていることを知り、妨害にかかる。逃走劇の末、ビーンは死に、マイヤーズも心臓まひで死ぬ。そこへ、マイヤーズの妻ミルドレッドがローゼン警部とともに現れ、マイヤーズのごみ箱にあったメモは自分が捨てたと明かす。さらに、モトレイもフリービーが空港についた時点で死亡したことが判明する。昇進の夢を絶たれたフリービーはがっかりしてビーンの乗った救急車に乗る。すると、ビーンが動き出し、車を止めるよう指示する。親友が生きていたうれしさと、おちょくられた怒りのあまり、フリービーはビーンにつかみかかる。救急車の運転手が騒ぎに驚いて車をぶつけてしまった拍子に、二人は外へ投げ出される。
キャスト
スタッフ
日本語版
出典
外部リンク