フランクリン=ゴードン・ワイルド・リバーズ国立公園

フランクリン=ゴードン・ワイルド・リバーズ国立公園Franklin-Gordon Wild Rivers National Park)はオーストラリア連邦タスマニア州にある国立公園の一つ。名称は公園内を流れる、フランクリン川ゴードン川に因む。州都ホバートの東117kmに位置する。

この国立公園はユネスコ世界遺産(複合遺産)に登録されたタスマニア原生地域の中心に位置する。公園内は壮大な山頂や、熱帯雨林、深い谷、山峡など変化に富んだ風景を目にすることができる。公園は原生地域内を通る濁りの少ない川、フランクリン川で有名である。過去にフランクリン川上流に、行政官のロビン・グレーが水力発電所・フランクリン・ダムを作る計画を建てたが、これに対してボブ・ブラウン率いるタスマニア原生地域ソサエティー(Tasmanian Wilderness Society)が反対を起こした。ダム建設予定地付近にアボリジニの遺産があり、これが1989年に世界遺産に拡大登録されたことで、この計画は頓挫した。

データ

  • 面積: 4463.42 km2
  • 南緯: 42° 24' 34"
  • 東経: 146° 01' 55"
  • 設立日時: ?
  • 運営主体: タスマニア公園局と野生生物サービス(Tasmania Parks and Wildlife Service)
  • IUCNカテゴリー: II(国立公園)/Ib(原生自然地域)

関連項目