『フェイス・ザ・ネイション(Face the Nation)』は、アメリカの3大ネットワークの1つ・CBSで放送されている報道番組である。
概要
ホストがアメリカの政治家や「時の人」にインタビューをする60分番組で、1954年11月7日に放送を開始した。
配給
『フェイス・ザ・ネイション』の最初の30分は、アメリカ中のCBS加盟テレビ局で、通常は午前中に放送される。2018年、CBSニュースのデジタルストリーミングネットワークであるCBSNは、東部標準時間の11:00、15:00、18:00に1時間の再放送を開始した。
太平洋時間帯のネットワーク系列局の多くは、現地時間8:30に『フェイス・ザ・ネイション』を放送し、フットボールシーズン中のCBSスポーツの番組『The NFL Today(英語版)』への前座番組として機能する[4]。
遅れネットの音声放送は、CBSラジオネットワーク(英語版)を介して少数のラジオ系列局でも放送され、午後遅くにはC-SPANのワシントン地域のラジオ局・WCSP-FM(英語版)で放送される。CBSラジオはまた、毎週のポッドキャストとして、番組の僅かに短縮されたバージョンを編集および配給している[5]。
『フェイス・ザ・ステート(Face the State)』
全国番組を補完するものとして、主に州都に拠点を置くいくつかのCBS系列局が、『フェイス・ザ・ステート(Face the State)』というタイトルの『フェイス・ザ・ネイション』に出入りする独自番組を実施し、ネバダ州リノのKTVN(英語版)、モンタナ・テレビジョン・ネットワーク(英語版)の放送局、オハイオ州コロンバスのWBNS-TV、コネチカット州ハートフォードのWFSB、ペンシルベニア州ハリスバーグのWHP-TV(英語版)を含み、マイアミのCBS直営局・WFOR-TVでは、『フェイシング・サウスフロリダ(Facing South Florida)』というタイトルの補足番組といった、州及び地方政治について『フェイス・ザ・ネイション』と同様の形式で扱っている。他の放送局は、ウィスコンシン州マディソンのWISC-TV(英語版)の『For the Record』など、他のタイトルで同じ形式を使用している。
歴史
シーファー引退後
2015年、歴代最長の24年間にわたってモデレーターを務めたボブ・シーファーが引退した[6]。同年6月7日にジョン・ディッカーソン (ジャーナリスト)(英語版)に置き換えられた。
2018年2月22日、CBSは、3年未満モデレーターを務め、『CBSディス・モーニング』のアンカー業務に専念できるようになったジョン・ディッカーソンの後任として、マーガレット・ブレナンを新ホストとして発表した[7]。ブレナンは、レスリー・スタールに次ぐ、番組史上2番目の女性モデレーターである。
ブレナンは、元国務長官のレックス・ティラーソンや下院監視委員会委員長のトレイ・ゴウディ(英語版)など、トランプ政権のメンバーとの多数のインタビューを実施した。マーガレット・ブレナンは、ネットワークの上級外交特派員も務めている。ブレナンは、産休前の最後の放送回で副大統領(当時)のマイク・ペンスにインタビューした[8]。
モデレーター
当番組は、ビル・シャデル(英語版)をはじめ、これまでに10人のモデレーターによって進行されてきた。現在のモデレーターであるマーガレット・ブレナンは、2018年2月からホストを務めている[7]。
以下は、『フェイス・ザ・ネイション』のモデレーターのリストである。
放送時間
- また、CBSラジオでも時差放送されている。
関連項目
脚注
外部リンク