「ビハインド・ザ・マスク」(原題: Behind The Mask)は、アルバム『MICHAEL』に収録されているマイケル・ジャクソンの楽曲[1]。
概要
来日中だったプロデューサーのクインシー・ジョーンズがYMOのこの曲を気に入り、アルバム『スリラー』の制作中にマイケルが歌詞とメロディを補足してレコーディングまで行なっていた。しかし、坂本側がリリース前の試聴を要望したのに対しマイケル側がこれに応じず、かつ版権の分配率で折り合いがつかなかったため[注釈 1]、収録には至らなかった[2][6][7][8]。後に、坂本は自身のラジオ番組で「許可すれば良かったかもしれない、と後から冗談で幸宏と言ってます(笑)」と語っている[9][10]。
このバージョンは当時マイケルのサポート・キーボーディストを務めていたグレッグ・フィリンゲインズによって2枚目のアルバム『Pulse(英語版)』に収録。さらにグレッグがエリック・クラプトンのサポートを務めた関係から、クラプトンのアルバム『August』にも収録されている[11]。坂本自身も1986年のソロ・ライブツアー『Media Bahn Live』にてマイケルのバージョンをカバーし[12]、スタジオ録音でシングルカットもされている(ボーカルはバーナード・ファウラー(英語版))[13]。
2010年、ジャクソンの未発表曲を集めたアルバム『MICHAEL』で初めて収録。原曲もサンプリングされている[2][14]。
脚注
注釈
- ^ マイケル側の要求する版権の分配率について、作曲者の坂本が「100%だったので断った」と語っているのに対し、作詞者のモズデルは「50%で、坂本が25%、モズデルが25%となり全員の同意を得ていたが、YMO側の音楽出版社が断った」としており、両者の証言に相違が見られる。
出典
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1970年代 |
71年 | |
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72年 | |
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73年 |
- 6. ウィズ・ア・チャイルズ・ハート
- 7. ミュージック・アンド・ミー
- 8. おしゃれな恋
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75年 |
- 9. ウィアー・オールモスト・ゼア
- 10. ジャスト・ア・リトル・ビット・オブ・ユー
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78年 | |
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79年 | |
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1980年代 |
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1990年代 |
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2000年代 |
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2010年代 |
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