ビショ(Bhisho)は、南アフリカ共和国東ケープ州バッファローシティーにある地区。東ケープ州の州庁所在地である。キングウィリアムズタウンの北に位置する。2000年までは独立した都市であった。人口は約1.2万人(2011年国勢調査[1])で、住民はコサ人が殆どを占める。
都市の名前は、コサ語で"水牛"(アフリカスイギュウ)の意味であり、町の中を流れるビショ川にちなんでいる。
歴史
南アフリカ共和国にかつて存在したバントゥースタンのひとつであるシスカイ共和国の首都であった。1992年、シスカイの南アフリカ復帰を要求するデモ行進へシスカイ防衛軍(英語版)が発砲し、デモ参加者28人と兵士1人が死亡する事件が起こる(ビショ虐殺(英語版))。1994年4月27日にシスカイは消滅し、ケープ州に編入された。
1994年5月7日、南アフリカの州が再編されケープ州が消滅。ビショは新たに作成された東ケープ州の州都に指定された[2]。2000年、自治体再編により周辺都市と合併しバッファローシティ地方自治体(2011年に都市圏へ昇格)を形成する[3]。
気候
ケッペンの気候区分ではステップ気候(BSk)に分類される。
ビショの気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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平均最高気温 °C (°F)
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26.4 (79.5)
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26.6 (79.9)
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25.5 (77.9)
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23.9 (75)
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22.1 (71.8)
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20.4 (68.7)
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20.0 (68)
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20.9 (69.6)
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21.7 (71.1)
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22.3 (72.1)
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23.5 (74.3)
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25.3 (77.5)
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23.22 (73.78)
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日平均気温 °C (°F)
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21.1 (70)
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21.3 (70.3)
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20.3 (68.5)
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18.2 (64.8)
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15.8 (60.4)
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13.9 (57)
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13.4 (56.1)
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14.2 (57.6)
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15.4 (59.7)
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16.7 (62.1)
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18.1 (64.6)
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19.8 (67.6)
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17.35 (63.23)
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平均最低気温 °C (°F)
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15.8 (60.4)
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16.1 (61)
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15.1 (59.2)
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12.5 (54.5)
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9.6 (49.3)
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7.4 (45.3)
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6.9 (44.4)
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7.5 (45.5)
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9.2 (48.6)
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11.2 (52.2)
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12.8 (55)
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14.4 (57.9)
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11.54 (52.78)
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雨量 mm (inch)
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65 (2.56)
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71 (2.8)
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72 (2.83)
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43 (1.69)
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22 (0.87)
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19 (0.75)
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17 (0.67)
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28 (1.1)
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47 (1.85)
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80 (3.15)
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76 (2.99)
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70 (2.76)
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610 (24.02)
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出典:Climate-Data.org[4]
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脚注
- ^ “Bisho, Main Place 260032 from Census 2011”. Adrian Frith. 2021年3月8日閲覧。
- ^ “Provinces of South Africa”. Statoids.com (2015年6月30日). 2021年3月8日閲覧。
- ^ “Buffalo City Metropolitan Municipality (BUF)/Overview”. Municipalities of South Africa. 2021年3月8日閲覧。
- ^ “Climate: Bhisho – Climate graph, Temperature graph, Climate table”. Climate-Data.org. 23 August 2013閲覧。
外部リンク