パピルス賞(パピルスしょう)は、日本の学術賞。
紙パルプ産業とその発展に貢献した関博雄(元・王子製紙副社長)を記念する関科学技術振興記念財団(現在は、公益財団法人 関記念財団)が財団創立10周年を記念して2003年に創設した賞。自然科学・技術書部門、人文・社会科学部門から出版された書物を対象に授与される。
対象とする出版物は、「制度としてのアカデミズムの外で達成された学問的業績」や「科学ジャーナリストによる業績」を対象とし、毎年10月1日に発表され、賞金30万円が授与される。
受賞者・作品
- 第1回(2003)山本義隆『磁力と重力の発見(1・2・3)』(みすず書房)
- 第2回(2004)大村幸弘『アナトリア発掘記―カマン・カレホユック遺跡の20年』(NHKブックス)
- 第3回(2005)大石道夫『DNAの時代 期待と不安』(文春新書)
- 第4回(2006)
- 梅田望夫『ウェブ進化論―ほんとうの大変化はこれから始まる』(ちくま新書)
- 坂中英徳『入管戦記―「在日」差別、「日系人」問題、外国人犯罪と日本の近未来』(講談社)
- 第5回(2007)五島綾子『ブレークスルーの科学』(日経BP社)
- 第6回(2008)池内了「科学は今どうなっているの?」から「疑似科学入門」までの一連の啓蒙的著作 岩波新書等
- 第7回(2009)加藤九祚「一人雑誌『アイハヌム』」(東海大学出版会)
- 第8回(2010)
- 第9回(2011)
- 第10回(2012)
- 第11回(2013)
- 第12回(2014)
- 第13回(2015)
- 第14回(2016)
- 第15回(2017)
- 第16回(2018)
- 鎌田慧・出河雅彦『声なき人々の戦後史』藤原書店
- 西村肇『ゲノム医学入門』日本評論社
参考