ハロルド・トラスコット(Harold Truscott 1914年8月23日 - 1992年10月7日)は、イギリスの作曲家、ピアニスト。
ロンドン出身。ギルドホール音楽演劇学校や王立音楽大学で学び、王立音楽大学ではオーランド・モーガンとアンガス・モリソンにピアノを、ハーバート・ハウエルズに作曲を師事した。その後ハッダースフィールド工業大学で教鞭をとった。彼の作品は1950年代にBBCでしばしば取り上げられた。作品は拡張された調性と複雑な対位法が特徴で、神秘主義の影響があらわれている。
作品
管弦楽曲
- 弦楽オーケストラのためのエレジー(1944)
- 交響曲ホ長調(1949-50)
- 組曲ト長調(1966)
室内楽曲
- 弦楽四重奏曲第1番(1944)
- 弦楽四重奏曲第2番(1945)
- フルート、ヴァオリン、ヴィオラのためのトリオイ長調(1950)
- クラリネットソナタ第1番(1959)
- クラリネットソナタ第2番(1965)
- オーボエソナタ(1965)
- クラリネットソナタ第3番(1966)
- ホルンソナタ(1975-81)
- チェロソナタ(1982-87)