ハリマウ・ムダ(別名・ヤング・タイガース)とは、シンガポールサッカー・Sリーグに参加していたマレーシアのクラブチームである。
概要
2007年にマレーシアサッカー協会が23歳以下(夏季オリンピック代表相当)の若手選手の育成・強化を念頭に結成し、マレーシアサッカーリーグの2部「プレミアリーグ」に加盟し、加盟2年目の2009年にプレミアリーグに優勝。2010年にはマレーシアスーパーリーグ(1部)に昇格する権利を得るもそれには参加せず、スロバキアで8ヶ月の強化キャンプを組むと共に、招待参加という形でスロバキアリーグ(所属ランク不明)にも参戦したことがある。2011年にはスーパーリーグに「復帰」して14チーム中5位。
その年、マレーシアサッカー協会とシンガポールサッカー協会はそれぞれの23歳以下を軸とした若手選手育成のため、2012年から相互に国内リーグへ参加することを発表し、マレーシアからは当チームが派遣されることになった。なお、マレーシアリーグにはそのサテライト相当の19歳以下を中心としたBチームが参加している。名目上「23歳以下」「19歳以下」が基本とはなっているものの、必ずしもその国の年齢別代表ナショナルチームではなく、マレーシア協会が運営する若手育成のためのクラブチームという位置づけである。
なお、2013年はSリーグ参加のAチームが同世代が出場する東南アジア競技大会のナショナルチーム強化の観点から、それに参加することを見送り、代わって19歳以下のBチームがSリーグに派遣された[1]
本拠地はマレーとの国境に近いシンガポール北部(英語版)の都市イシュンにある「イシュンスタジアム」を使用する。
2015年11月、解散が発表された[2]。
出典
- ^ 【Sリーグクラブ紹介】Part.11/ハリマウ・ムダB(2013年2月24日)より
- ^ “Skuad Harimau Muda dibubar” (マレー語). Utusan Online (2015年11月26日). 2018年2月21日閲覧。
関連項目