ハサン2世モスク(ハサンにせいモスク、英語: Hassan II Mosque, アラビア語: مسجد الحسن الثاني)はモロッコ最大都市のカサブランカにあるモスク。高さは210mあり、世界で2番目で高いミナレットとなっている[1]。ミナレットの頂上には参拝者にメッカの方角わかるようにレーザーが設置されている[1]。ハッサン2世モスクとも表記される。
モスクは非イスラム教徒にも開放されており、内部を見学することも可能である。
ハサン2世国王の命令によって、1986年から1993年の7年の年月を経て建設された。当初の計画では1989年のハサン2世国王の60歳の誕生日に完成する予定だった。 モスクの建設費の多くが国民の寄付によって賄われている。[1]
ハサン2世モスクは幅約200メートル、奥行きは約100メートルの長方形の建物。[2]
礼拝空間は20000平方メートルあり2万5000人を収容することが可能である[3]。キブラ壁と垂直に側廊と身廊がある。 また、礼拝空間には女性参拝者のために中二階が設けられている[4]。
ハサン2世のミナレットは南側に位置する。高さは前述の通り210mあり、2019年までは世界一高いミナレットだった。 ミナレットの上部はゼリージュ技法(英語版)を使った幾何学模様の緑色のタイルで装飾されている。