ナチスが権力を掌握した時代にクニルは画家として重用された。1937年にミュンヘンのハウス・デア・クンストで開かれた第1回、「大ドイツ芸術展」(Große Deutsche Kunstausstellung)にヒトラーの肖像を出展した。国家社会主義ドイツ労働者党美術展(NS-Kunstausstellungen)には14点の作品を出展し、ヒトラーの運転手、ユリウス・シュレックやヒトラーの母親クララの没後肖像画も描いてヒトラーに購入された[2]。1942年にアドルフ・ヒトラーが創設した芸術・科学で偉大な功績を残した人物に与えられるとしたゲーテ・メダルを受賞した。
^Ernst Klee: Das Kulturlexikon zum Dritten Reich. Wer war was vor und nach 1945. S. Fischer, Frankfurt am Main 2007, ISBN 978-3-10-039326-5, S. 317–318.