ナラサキ産業株式会社(ナラサキさんぎょう、英: NARASAKI SANGYO CO., LTD.[3])は、北海道札幌市に本店を置く産業機械の販売などの業務の総合商社。
概要
1902年創業。室蘭市で発祥し、かつ港湾運送業も手がけてきたが、機械販売や燃料販売に重点が移った[4] 。
三菱電機の代理店として、工場などの電気設備を販売している[5]。2012年度において、電機関連分野が営業利益単体全体11億円ほどのところ8億円ほどを計上している[6]。その他、空調衛生設備機器、昇降機設備、冷凍冷蔵設備機器、受変電設備、非常用自家発電設備、駐車場設備、大型映像装置、ビル管理システム、セキュリティシステム等を扱っている[5]。また農業施設設備、建設機械販売も手がけている[5]。
なお、売上高の多くは、資材燃料関連分野であり、2012年度で、単体全体788億円のところ、500億円ほどを計上している[6]。
沿革
- 1902年(明治35年)3月 - 楢崎平太郎が室蘭にて楢崎回漕店を創業[4][7] 。
- 1928年(昭和3年)10月 - 株式会社楢崎商店(資本金10万円、社長・楢崎平太郎)を設立[4][8]。
- 1935年(昭和10年)9月 - 造船部門を分離して株式会社楢崎造船鉄工所を設立[4] 。
- 1936年(昭和11年)4月 - 室蘭石炭株式会社(のちの楢崎商事)を設立[4] 。
- 1943年(昭和18年)10月 - 楢崎商店、楢崎商事と合併。楢崎産業海運株式会社を新設[4] 。
- 1946年(昭和21年)
- 5月 - 東京出張所を開設[4]。
- 6月 - 札幌出張所を開設[4]。
- 1947年(昭和22年)4月 - 三菱電機株式会社および磐城セメント株式会社(現・住友大阪セメント)の特約店となる[4]。
- 1949年(昭和24年)4月 - 三菱石油株式会社(現・ENEOS)の特約店となる[4]。
- 1954年(昭和29年)5月 - 富士セメント株式会社(現・日鉄セメント)の特約販売店となる[4]。
- 1963年(昭和38年)
- 1968年(昭和43年)5月 - 旭川楢崎石油、東京楢崎石油、札幌楢崎石油、室蘭楢崎石油の子会社4社を合併統合し、商号を楢崎石油商事株式会社とする。
- 1976年(昭和51年)10月 - 東京支社を東京本社と改称[4]
- 1980年(昭和55年)3月 - 楢崎石油商事の建設機械リース部門を分離し、楢崎リース株式会社を設立[4]。
- 1984年(昭和59年)4月 - 楢崎港運、苫小牧楢崎港運、楢崎運輸の子会社3社を合併統合し、楢崎総合運輸株式会社として発足[4]。
- 1991年(平成3年)2月 - 楢崎石油商事の営業の内SS部門を分離独立し、ナラサキ石油株式会社を設立[4]。
- 2002年(平成14年)10月1日 - 商号をナラサキ産業株式会社に変更する[4]。
- 2022年(令和4年)4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
関係会社
- ナラサキスタックス株式会社
- ナラサキ石油株式会社(ENEOS特約店)
脚注
外部リンク