ナショナル・プロヴィンシャル・チャンピオンシップ(英: National Provincial Championship、略称: NPC)は、ニュージーランドにおけるラグビーユニオンの国内トップリーグである。スポンサー名を冠して「Bunnings NPC(バニングスNPC)」ともいう[1][2]。日本では「ニュージーランドNPC」とも呼ばれ[3]、「ニュージーランド州代表選手権」と訳されることがある[4]。
大会名の変遷
2006年以降、大会名称にスポンサー名を冠している。
- 2006-2009:Air New Zealand Cup(エア・ニュージーランド・カップ)- 航空会社
- 2010-2015:ITM Cup(ITMカップ)- 建設会社[5]
- 2016-2020:Mitre 10 Cup(マイター10カップ)- 小売業(ホームセンター事業など)[6]
- 2021- 現在:Bunnings NPC(バニングスNPC)- 小売業(ホームセンター事業など)[7]
概要
1976年に第1回開催。1904年から始まった「ランファーリー・シールド」を賭けた対戦も、組み込まれることがある[8][9]。
1976年から1984年シーズンまでは1部・2部リーグ制により運営され、2部リーグは北島地区と南島地区の2区分に分かれていた。1985年から2005年シーズンまでは3部制リーグとして運営された。1992年から1994年までの上位4チームには、翌年のスーパー10(スーパーラグビーの前身大会)への出場権が与えられた。
2006年シーズンからは全国を26の地区(州)に分け、ナショナル・プロヴィンシャル・チャンピオンシップ出場14チームと、ハートランド・チャンピオンシップ(英語版)出場12チームに分かれ、リーグチャンピオンを決定する。
ナショナル・プロヴィンシャル・チャンピオンシップでは、国内の各州ごとの代表チームを編成し、14チームで3ラウンド対戦し、ラグビーニュージーランド王者を競う。
ニュージーランドラグビーにおいてはオールブラックスを頂点として、スーパーラグビーに次ぐ第3のカテゴリーとなっている。
日本人では坂田好弘がカンタベリー、大久保直弥がサウスランド、四宮洋平がノースランド、木曽一がノース・ハーバー、田中史朗と堀江翔太がオタゴ、茂野海人がオークランドでプレーしていた。
各州代表チームで活躍を見せると、1カテゴリ上のスーパーラグビーに選抜され契約を結ぶ。ナショナル・プロヴィンシャル・チャンピオンシップは、比較的若い選手が多く所属するリーグである。
参加チーム
歴代優勝チーム
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク