トーマス・デ・ヘント(Thomas De Gendt、1986年11月6日 - )は、ベルギー、シント=ニクラース出身の自転車競技(ロードレース)選手。
経歴
2009年、トップスポート・フラーンデレン=メルカトルに移籍。
2011年、ヴァカンソレイユ・DCMに移籍。
2012年ジロ・デ・イタリアで総合3位、ステルヴィオ峠がゴールの第20ステージを制した。
2014年、オメガファーマ・クイックステップに移籍。
2015年、ロット・ソウダルに移籍。
2016年ツール・ド・フランスの第12ステージ、フランス革命記念日の山頂フィニッシュ(悪天候により、モン・ヴァントゥーからシャレ・レナールに変更)で見事な逃げ切り勝利。[1]
2019年ツール・ド・フランスの第8ステージではスタート500メートルから先頭に抜け出し、そのまま200kmのステージを逃げ切り勝利。ツール・ド・フランス通算2勝目を挙げた[2]。
特徴
U23の時から幾つかの成果を挙げており、プロになってからはパリ・ニースやツール・ド・スイスで勝利を収めた。そして、2012年のジロ・デ・イタリアでチーマコッピであるステルヴィオ峠で驚きの逃げ切り勝利を挙げ、総合3位の成績を残した[3]。タイムトライアルも得意としており、ブラバンツ・パイル、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアでチームに貢献した。大逃げを決めての区間優勝と粘り強さが特徴で、2015年のパリ・ニースでは山岳賞を獲得し、ツール・ド・フランスではアバラを骨折してでも完走した。
主な戦歴
2009年
- Internationale Wielertrofee Jong Maar Moedig I.W.T 優勝
- ツール・ド・ワロニー 区間優勝 (第4ステージ)
2010年
2011年
2012年
2013年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2021年
2022年
参照
- ^ ツール・ド・フランス2016第12ステージ 暴風により短縮された「魔の山」でデヘント勝利 落車&ランのフルームが首位を守る
- ^ デヘントが中央山塊で鮮やかな独走勝利 攻撃に出たアラフィリップがマイヨジョーヌ奪回
- ^ デヘント「総合表彰台に登れれば満足」 ホアキン「今年のジロはどうしても勝ちたい」
参考文献