トルコ言語協会(トルコげんごきょうかい、トルコ語:Türk Dil Kurumu (TDK)、英語:Turkish Language Association)は、官立のトルコ語の研究機関。1932年7月12日に設立。アンカラに本部を置く。アナトリアのトルコ語ほかテュルク諸語の研究、辞書の出版、規範文法の策定などを行っている。
1980年の軍事クーデタの結果、1982年に改訂された憲法では、教育研究機関に対する国家統制が強化されており、トルコ語協会も、トルコ共和国憲法134条の規定により、憲法上の機関である「アタテュルク文化、言語、歴史高等機構(Atatürk Kültür, Dil ve Tarih Yüksek Kurumu)」傘下の組織として位置付けられている[4]。協会の会長は、首相の推薦により、大統領が任命するよう規定されている。
また、定期刊行物として、『トルコ語 Türk Dili』(月刊)、『トルコ世界 言語と文学の雑誌 Türk Dünyası Dil ve Edebiyat Dergisi』(年2回刊行)、『トルコ言語研究年報 Türk Dili Araştırmaları Yıllığı-Belleten』(年2回刊行)などの雑誌も刊行している。
Boeschoten, Hendrik (1991), “Language Reform”, in Hendrik Boeschoten;Ludo Th. Verhoeven, Turkish linguistics today, Leiden, New York: E.J. Brill, ISBN9004093753
Brendmoen, Bernt (1998), “The Turkish Language Reform”, in Lars Johanson, Éva Á. Csató, Turkic Languages, New York: Routledge, ISBN0415082005
Lewis, Geoffrey (1999). The Turkish language reform: a catastrophic success. New York, Tokyo: Oxford University Press. ISBN0198238568