『デッド・オア・ラン』(原題:Term Life)は、2016年に公開されたアメリカ合衆国のアクション映画である。
監督はピーター・ブリングスリー、主演はヴィンス・ヴォーンが務めた。A・J・リーバーマンとニック・ソーンバロウが2011年に発表したグラフィックノベル『Term Life』を原作としており、ブレント・ブリスコーの遺作となった[3]。
日本国内では劇場公開されずビデオスルーとなり、2017年4月5日にDVDが発売された[4]。
WOWOWで放送された際には、『二重逃亡』という邦題が使用された[5]。
あらすじ
ニック・バローは犯罪プランを考案してそれを売ることで生計を立てていた。そんなある日、ニックが立てた計画に基づいて行われた犯罪で、ギャングのボスの息子が殺害されるという事態が発生した。報復からニックはギャングに命を狙われることを確信し、自身に50万ドルの生命保険をかけた。自身が殺された際には、長らく疎遠になっていた娘(ケイト)に保険金が行くように手配したが、生命保険が有効になるのは契約から21日後のことであった。ギャングが本気を出した場合、ニックが21日も生き延びられないのは明白であった。
最悪なことに、ギャングはケイトの命をも狙い始めた。ニックはケイトの命と自分の命を守りながら21日間を耐えきるという絶望的なミッションに挑む羽目になった。しかも、その過程で、ニックは警察にも目を付けられてしまった。
キャスト
製作
2013年9月、ヘイリー・スタインフェルドがマシュー・ヴォーン主演の新作映画に出演するとの報道があった[6]。10月17日、ユニバーサル・ピクチャーズが本作の製作を中止したと報じられた[7]。11月、QEDエンターテインメントとパームスター・エンターテインメントの出資によって、本作の製作が再始動した[8]。2014年2月25日、ジョルディ・モリャ、ウィリアム・レビー、マイク・エップスの出演が決まった[9][10]。3月1日、本作の主要撮影がジョージア州で始まった[11]。10日、ジョン・ファヴローがキャスト入りした[12]。
公開・興行収入
当初、本作は2016年4月8日に全米公開される予定だったが[13]、後に公開日は同年4月29日に延期された。
2016年4月29日、本作は全米50館で限定公開され、公開初週末に1万3040ドル(1館当たり261ドル)を稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場65位となった[14]。
評価
本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには7件のレビューがあり、批評家支持率は0%、平均点は10点満点で2.1点となっている[15]。また、Metacriticには4件のレビューがあり、加重平均値は23/100となっている[16]。
出典
外部リンク