デイヴは労働者階級の家庭に生まれる。が、1歳にならないうちに両親が離婚。2年後に母親と、2歳年上の姉と共に同じエセックス州のバジルドンに移り住む。のちに母親はジャック・ガーン(Jack Gahan)と再婚、2人の弟が生まれるが、ジャックは連れ子のデイヴらも実の子供のように扱った。しかしジャックは1972年、デイヴが10歳のときに死去する。その後のデイヴは無免許運転など荒れた生活をするようになり、14歳の頃には少年裁判にかけられたこともあったという話もある。1978年に学校を卒業した後、職を転々とした末に芸術学校に居場所を見つけ、デイヴは3年間を過ごすこととなる。ここで彼は"British Display Society Award"という賞を得た。
デペッシュ・モード加入
1980年。デイヴは地元のミュージシャンと共にデヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」をセッションしていたところ、それを耳にした地元のバンド "Composition Of Sound" のヴィンス・クラークの注目を引き、デイヴをバンドに招き入れる。バンドは Depeche Mode と名前を変え、1981年にインディーズ・レーベルのミュート・レコードからデビュー。その後メンバーの変遷などを経ながら四半世紀以上に渡り活動し、9000万枚以上のシングルとアルバムを売り上げ、欧米を中心に大きな支持を集めるバンドへと成長。今なお活動は続いている。
その後、2009年のデペッシュ・モードのツアーにサポートとして参加した、イギリスの音楽グループソウルセイヴァーズの楽曲 Longest Day にリードボーカルとして参加し、後にソウルセイヴァーズの4作目のアルバム The Light the Dead See の全曲にボーカルとして参加した。このコラボレーションに好感触を得たのか、2015年10月には Dave Gahan & Soulsavers として Angels & Ghosts を発表した。ソウルセイヴァーズとのコラボレーション以外にも、(ミュート・レコード時代のレーベルメイト)ゴールドフラップや、DJのジャンキーXLなど複数のアーティストとのコラボレートが存在する。