ディオイラ圏(ディオイラけん、フランス語: Cercle de Dioïla)は、マリ共和国の地方行政区画でディオイラ州を構成する圏のひとつ[3]。行政の中心地はディエドゥーグー (ディオイラ圏)のディオイラ(fr:Dioïla)におかれる。下級単位のコミューンは2009年時点で23団体あり、2009年の統計で人口は249,403人を数える[2]。
1977年以前まで複合圏である「バマコ圏」として首都を擁する地方自治体であったが、現在はそれぞれバマコ特別区、カティ圏となっている。2023年2月22日、ディオイラ圏は単独で州(ディオイラ州)となった。これに伴い旧ディオイラ圏は再編され、新たなディオイラ圏を含む6つの圏に分割された[3]。
ディオイラ圏は主にバンバラ族農家が居住しており、植民地時代以前はバンバラ王国(en:Bamana Empire)の一角を形成していた。この地方の特質の為、アニミズムは20世紀に入っても根強く信仰されている。ムスリムであるマルカ族(en:Marka people)やフラニ族に漁業を営むボゾ人(en:Bozo people)の集落もある。圏は主に湿潤な歴史上のスーダン地域に属し、サヘル乾燥地帯の南端にある。また、地元はバニ川(en:Bani River)の源流でもある。
コミューン
ディオイラ圏には2009年時点で以下のコミューンがある[2]。2023年2月22日の行政区画改革により、バンコとマッシグイは単独の圏となり、ンディロンドゥーグー、ナンゴラ、ニャンジラ、ディエベなどのコミューンも新しい圏へ移管となった[3]。
脚注