『ティップタップ』(Tip Top)とは、1983年2月に発売されたセガの業務用ゲーム[1]。
海外版およびSC-3000/SG-1000版のタイトルは『Congo Bongo』(コンゴボンゴ)[2]。
概要
プレイヤーはサファリハンターとなり、自分のテントに放火したゴリラの「ボンゴ」を捕まえて復讐するという、クオータービューのアクションゲーム。
池上通信機が開発を担当した。池上通信機は1981年に任天堂から委託を受けて『ドンキーコング』を開発した会社であり、『ティップタップ』はその正当後継作として制作された。しかし後に池上通信機は『ドンキーコング』の権利をめぐって任天堂と裁判を起こすことになり、その煽りを受けて『ティップタップ』はセガから発売されることになったという経緯がある[3][信頼性要検証][4]。
ゲーム内容としては『ドンキーコング』や『フロッガー』に近いが、画面がクォータービューになるなどの進化が見られる。面クリアすると、画面がそのままスクロールする演出もある。『ドンキーコング』同様4つの面があり、それをクリアすると難易度が上がって1面からループする。
『ドンキーコング』ほどのヒットとはならなかったものの、北米では多くのコンシューマ機に移植された。 近年でも北米では『Sega Genesis Collection』(PlayStation Portable)や『Sonic's Ultimate Genesis Collection』(PlayStation 3、Xbox 360)などに収録されている他、日本でも『SEGA AGES 2500シリーズ Vol.23 セガメモリアルセレクション』(PlayStation 2)に収録されて発売をされている。
2014年にはセガキャラクターが多数出てくるテレビアニメ『Hi☆sCoool! セハガール』にコンゴボンゴが登場した。
移植版
- SC-3000/SC-1000版
- 1983年7月発売[5]。画面構成がクォータービューから正面図に変更されている。ステージ数も後半の2ステージがカットされ前半の2ステージのみに減っている。
参照
外部リンク