ティジャニ・ババンギダ(Tijani Babangida, 1973年9月25日 - )は、ナイジェリアの元サッカー選手。元ナイジェリア代表。
人物
アフリカンサッカーが注目を集めはじめた1990年代に活躍した快足ウイング。スピードスター。
イブラヒム・ババンギダ、ハルナ・ババンギダは弟にあたる。また夫人はダニエル・アモカチ夫人と姉妹関係にある。
経歴
1991年に17歳でオランダに渡り、VVVフェンローやローダJCに在籍。1996年に500万ドルの移籍金でアヤックス・アムステルダムに移籍した。移籍初年度、UEFAチャンピオンズリーグに出場し、準々決勝・対アトレティコ・マドリード戦では決勝ゴールを挙げた。翌1997-98シーズンは13ゴールを挙げ、アヤックスのリーグ優勝に貢献した。
1996年、アトランタオリンピックサッカー競技にナイジェリア代表として出場し、金メダルを獲得。1998年にFIFAワールドカップフランス大会にも出場[1]。決勝トーナメント1回戦・対デンマーク戦では、劣勢の中で右サイドからボレーシュートを決めた。
2000年以後は層の厚いアヤックスの中でポジションを奪えず、レンタル移籍で世界各地のクラブを転々とした。2005年に現役を引退。
引退後はナイジェリアのタラバ・ユナイテッドの会長、マルタのFCモスタのテクニカルディレクター等を歴任[2]。
2015年、ナイジェリア代表のスーパーバイザーに就任した[3]。
代表歴
エピソード
日本国内で認知度の高い選手ではなかったが、コナミから発売されている人気サッカーゲームウイニングイレブンシリーズの初期の作品において、ババンギダをモデルとした選手がスピードの能力値が最高かつコストパフォーマンスの良い非常に強力な選手として収録されたことで、日本のウイニングイレブンファンの間で一気に認知度が高まった[4]。2016年に六本木ヒルズでウイニングイレブンの20周年記念ファンイベントが行われた際には、会場にババンギダの広告やパネルが用意されたり[5]、ババンギダラテなるドリンクまで発売される大人気ぶりで[6]、初期のウイニングイレブンを象徴する選手の一人であった。
脚注
外部リンク