株式会社ツクダオリジナルは、かつて存在した日本の玩具メーカーである。
ツクダグループの内の1社であり、本社は母体の「株式会社ツクダ」と同じく、東京都台東区橋場一丁目36番10号に所在した自社ビル(ツクダグループビル)内にあった。
本稿ではツクダグループについても記述する。
概要
1974年に「株式会社ツクダ」の製造部門が独立し、東京都台東区に設立された。オセロやルービックキューブ、スライムなどのロングセラー商品を抱えていた。そのほかに、エアー圧縮型水鉄砲「エアーウォーターガン」シリーズやシャボン玉遊びができるワンダーシャボン、ままごと遊び商品など男児・女児向けのホビー分野の商品を販売していた。
株式会社ツクダの経営不振からツクダグループを離れ、幾度かの社名変更や吸収合併を経て、現在はバンダイナムコグループのメガハウスの一事業部に引き継がれている。
歴史・沿革
- 2003年3月31日 - ツクダオリジナル出身の玩具メーカーの和久井威が創業した株式会社ワクイコーポレーションからの営業譲渡を受け、株式会社パルボックスに改称。
- 以後の歴史は「パルボックス」及び「メガハウス」の項を参照。
現在
2011年 元社長の佃義範は無機ELメーカー東方EL電子工業株式会社を創業し、代表取締役社長に就任。
主な製品
他。
ツクダグループ
- ツクダ
- ツクダオリジナル
- 本項にて取り上げている企業。かつてのツクダ製造部門。
- ツクダアイデアル
- ツクダホビー
- ボードゲーム・プラモデル・フィギュアなどを販売。2002年度末に倒産し、事業はツクダに吸収され、後に清算された。本社は、本項のツクダオリジナルと同じく、東京都台東区橋場に所在したが後に同区元浅草へ移転。
- ツクダシナジー
- マルチメディアコンテンツの制作会社として知られたシナジー幾何学との合弁で1997年に設立されたソフトウェア卸で、海外のPCゲームの日本語版販売を手掛けた。設立時点で既に経営不振だったシナジー幾何学は1998年に倒産。後を引き継いだツクダも経営不振で、同業者との商戦も熾烈だったことから早々に業績が悪化し、2002年に倒産。かつては、エンターブレイン刊のパソコン情報誌『テックウィン』のPCゲーム業界の最新情報コーナーに数ヶ月間連載していた。本社は、ツクダオリジナルと同所にあった時期があるが倒産時には台東区内の別の地区へ移転。
- 日本玩具資料館
関連項目
- クローバー - ツクダの社員が独立し、1973年に創業した玩具メーカー。
外部リンク