『チャイコフスキー』(露: Чайковский)は1970年のソビエト連邦の伝記映画。
監督はイーゴリ・タランキン(英語版)、出演はインノケンティ・スモクトゥノフスキーとアントニーナ・シュラーノワ(英語版)など。
19世紀後半のロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキーの半生を描いている。
ハリウッドを代表する映画音楽の作曲家でウクライナ出身のディミトリ・ティオムキンが製作と音楽(編曲)を担当している。
第44回(1971年度)アカデミー賞において外国語映画賞にノミネートされた。
ストーリー
チャイコフスキーの生涯のうち、ピアノ協奏曲第1番を作曲した1875年ころから、交響曲第6番『悲愴』の初演(1893年)までを、親友ニコライ・ルビンシテインとの関係や、長年にわたって経済的にチャイコフスキーを支援していたフォン・メック夫人との文通のみでの交流を中心に描いている。プロローグとエピローグに少年時代のエピソードが挿入されている。
2部構成。第1部は、妻アントニーナとの関係を苦にした自殺未遂までが描かれる。第2部は、親友ニコライがチャイコフスキーの離婚に伴う慰謝料の支払いをフォン・メック夫人に依頼し、その後にパリで客死するところから始まる。
登場人物
キャスト
製作
ボリショイ・オペラ、ボリショイ・バレエのメンバー、レニングラード管弦楽団、ボリショイ劇場管弦楽団、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー等、ソビエト音楽界を代表するメンバーが演奏・出演している[1]。
出典
関連項目
外部リンク