タナ川(英語:Tana River)は、ケニア最長の河川。
概要
ケニア山の西部、ニエリ市附近に源流を発する川で、ケニア山の山塊を迂回しながら流れ、数個のダムを経、ガリッサやガルセン(英語版)等の都市を流れてインド洋へと注ぐ河川である。また、支流にティーカ川(英語版)を有する。
河口の三角州に氾濫原が発達し、周辺の海域とマングローブを含む一帯の生態系には豊かな生物多様性がある。一帯にはナムナム属(英語版)のCynometra lukei(英語版)やゴナトプス属(英語版)のGonatopus marattioides(スウェーデン語版)などの絶滅の危機に瀕している植物が生えており、エビ、二枚貝、魚類、ウミガメ、アフリカゾウ、タナマンガベイ(英語版)、タナアカコロブス(英語版)、サイクスモンキー(英語版)、渉禽類、カモメ類、アジサシ類などの動物が生息している。2012年にラムサール条約登録地となった[1]。
脚注
外部リンク