スーペル・ラグビー・アメリカス(西: Súper Rugby Américas、英: Super Rugby Americas、略称: SRA)は、南アメリカのアルゼンチン、ウルグアイ、チリ、パラグアイ、ブラジル、および北アメリカのアメリカ合衆国のプロチームが参加しているラグビーユニオンの競技会である。スーペルリーガ・アメリカーナ・デ・ラグビー(SLAR)の後継大会。
概要
2020年に創設されたラグビーユニオンにおける南米最高峰リーグ『スーペルリーガ・アメリカーナ・デ・ラグビー(SLAR)』が一定の成功を収めたことを受け、2022年10月に、2023シーズンから北米にフランチャイズを拡大してスーペル・ラグビー・アメリカス(SRA)として刷新されることが発表された。SLAR参加チームのうち、アルゼンチンのハグアレスXVとコロンビアのカフェテロス・プロがリーグを脱退し、アルゼンチンからドゴスXVとパンパスが、アメリカからアメリカン・ラプターズが新規参入した[1][2]。
ワールドラグビーによる管轄の下、スダメリカラグビー、米国ラグビー協会(英語版)が主催・運営する。スーペル・ラグビー・アメリカスのロゴは、スーパーラグビーのロゴデザインをベースに南米的なグラフィック要素を加味したものとなっている[2]。
歴史
2020年、南アメリカで唯一のラグビーユニオンのプロリーグとしてスーペルリーガ・アメリカーナ・デ・ラグビー(SLAR)が創設された。初年度の2020シーズンはリーグ開幕直後にCOVID-19パンデミックの影響によりシーズン打ち切りになるという不運に見舞われたが、続く2021シーズン、2022シーズンは無事に開催を果たし、リーグに参加しているウルグアイやチリのナショナルチームがワールドカップ予選の地区代表決定戦で北米チームに勝利してワールドカップ出場権を獲得するなど、リーグ参加国の代表チーム強化という観点からも成果を上げることができた[1]。
2022シーズンには、シーズン終了後にSLARの所属チームが北米のチームと対戦する大会『チャレンジカップ・オブ・ジ・アメリカズ(Challenge Cup of the Americas)』[3]が実験的に開催され、スーペル・ラグビー・アメリカス(SRA)の礎となった。この大会にはハグアレスXV、ペニャロール・ラグビー、アメリカン・ラプターズなどが参加した。
このような背景からワールドラグビーおよびスダメリカラグビー主導の下、SLARのフランチャイズを北米に拡大して、2023シーズンからスーペル・ラグビー・アメリカス(SRA)として改組されることとなった。新リーグにはラグビーアメリカスノース傘下の米国ラグビー協会(英語版)も参画する。SLAR参加チームのうち、アルゼンチンのハグアレスXVとコロンビアのカフェテロス・プロがリーグを脱退し、代わってアルゼンチンからドゴスXVとパンパスが、アメリカからアメリカン・ラプターズが新規参入を果たした。当初参入が報道されていたカナダのパシフィック・プライド(英語版)の参加は見送られた[4]。また、パラグアイのオリンピア・ライオンスはジャカレXVに改称した[5]。
参加チーム
- 2023シーズン現在[6]
過去の参加チーム
歴代優勝チーム
チーム別優勝回数
- 2023シーズン現在
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク