スーペルコッパ・イタリアーナ
スーペルコッパ・イタリアーナ(伊: Supercoppa Italiana)は、イタリアのサッカーの大会の一つで、1988年から始まったスーパーカップ。スポンサーシップにより、EAスポーツ・スーパーカップ(EA Sports Supercup)の名称が用いられる。
概要
毎年セリエAの開幕前に開催されるが、近年はICC開催の関係や、UEFA CLのプレーオフのスケジュールの都合から、開幕後や12月ないし翌年1月開催が多くなっている。
アメリカ合衆国のRFKスタジアムやジャイアンツ・スタジアム、中華人民共和国の国家体育場といった海外でも、何度か開催されている。近年ではサウジアラビアやカタールなど、中東での開催が多い。
フォーマット
2022年大会までの形式は、セリエAの前シーズン優勝チームとコッパ・イタリアの優勝チームが一発勝負を行った。もしも同一チームがセリエAとコッパ・イタリアの両方を優勝した場合には、そのチームとコッパ・イタリア準優勝チームが出場権を得た。2018年大会からはVARが導入され、さらに2022年大会から半自動オフサイドテクノロジーも導入された[2]。
2023年大会からはファイナル・フォー形式に変更された。参加チームは従来の2チームに加え、前のシーズンのセリエA準優勝クラブとコッパ・イタリア準優勝のクラブにも出場権が与えられる。これら4つの出場枠のうち重複するクラブがあった場合には、セリエAで3位、場合によっては4位のクラブが繰り上げで出場権を獲得する。また、延長戦も廃止されて90分で決着がつかなかった場合にはそのままPK戦に突入して勝敗を決める[3]。
歴代優勝クラブ
2チーム形式 (1988-2022)
年度
|
セリエA 優勝クラブ
|
スコア
|
コッパ・イタリア 優勝クラブ
|
開催地
|
入場者数
|
1988
|
ミラン
|
3-1
|
サンプドリア
|
ミラノ, サン・シーロ
|
19,412
|
1989
|
インテル
|
2-0
|
サンプドリア
|
ミラノ, サン・シーロ
|
7,221
|
1990
|
ナポリ
|
5-1
|
ユヴェントス
|
ナポリ, スタディオ・サン・パオロ
|
62,404
|
1991
|
サンプドリア
|
1-0
|
ローマ
|
ジェノヴァ, スタディオ・ルイジ・フェッラーリス
|
21,120
|
1992
|
ミラン
|
2-1
|
パルマ
|
ミラノ, サン・シーロ
|
30,102
|
1993
|
ミラン
|
1-0
|
トリノ
|
ワシントンD.C., RFKスタジアム
|
25,268
|
1994
|
ミラン
|
1-1 (4-3 p)
|
サンプドリア
|
ミラノ, サン・シーロ
|
26,767
|
1995
|
ユヴェントス
|
1-0
|
パルマ[a]
|
トリノ, スタディオ・デッレ・アルピ
|
5,289
|
1996
|
ミラン
|
1-2
|
フィオレンティーナ
|
ミラノ, サン・シーロ
|
29,582
|
1997
|
ユヴェントス
|
3-0
|
ヴィチェンツァ・カルチョ[注釈 1]
|
トリノ, スタディオ・デッレ・アルピ
|
16,157
|
1998
|
ユヴェントス
|
1-2
|
ラツィオ
|
トリノ, スタディオ・デッレ・アルピ
|
16,500
|
1999
|
ミラン
|
1-2
|
パルマ
|
ミラノ, サン・シーロ
|
25,001
|
2000
|
ラツィオ
|
4-3
|
インテル・ミラノ[a]
|
ローマ, スタディオ・オリンピコ
|
61,446
|
2001
|
ローマ
|
3-0
|
フィオレンティーナ
|
ローマ, スタディオ・オリンピコ
|
61,050
|
2002
|
ユヴェントス
|
2-1
|
パルマ
|
トリポリ, 6月11日スタジアム
|
40,000
|
2003
|
ユヴェントス
|
1-1 (延長) (5-4 p)
|
ミラン
|
イーストラザフォード, ジャイアンツ・スタジアム
|
54,128
|
2004
|
ミラン
|
3-0
|
ラツィオ
|
ミラノ, サン・シーロ
|
33,274
|
2005
|
ユヴェントス[注釈 2]
|
0-1 (延長)
|
インテル・ミラノ
|
トリノ, スタディオ・デッレ・アルピ
|
35,246
|
2006
|
インテル・ミラノ
|
4-3 (延長)
|
ローマ[a]
|
ミラノ, サン・シーロ
|
45,528
|
2007
|
インテル・ミラノ
|
0-1
|
ローマ
|
ミラノ, サン・シーロ
|
34,898
|
2008
|
インテル・ミラノ
|
2-2 (延長) (6-5 p)
|
ローマ
|
ミラノ, サン・シーロ
|
43,400
|
2009
|
インテル・ミラノ
|
1-2
|
ラツィオ
|
北京, 北京国家体育場
|
68,961
|
2010
|
インテル・ミラノ
|
3-1
|
ローマ[a]
|
ミラノ, サン・シーロ
|
65,860
|
2011
|
ミラン
|
2-1
|
インテル・ミラノ
|
北京, 北京国家体育場
|
66,161
|
2012
|
ユヴェントス
|
4-2 (延長)
|
ナポリ
|
北京, 北京国家体育場
|
75,000
|
2013
|
ユヴェントス
|
4-0
|
ラツィオ
|
ローマ, スタディオ・オリンピコ
|
57,000
|
2014
|
ユヴェントス
|
2-2 (延長) (5-6 p)
|
ナポリ
|
ドーハ, ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
|
14,000
|
2015
|
ユヴェントス
|
2-0
|
ラツィオ[a]
|
上海, 上海スタジアム
|
20,000
|
2016
|
ユヴェントス
|
1-1 (3-4 p)
|
ミラン[a]
|
ドーハ, ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
|
11,356
|
2017
|
] ユヴェントス
|
2-3
|
ラツィオ[a]
|
ローマ, スタディオ・オリンピコ
|
52,000
|
2018
|
ユヴェントス
|
1-0
|
ミラン[a]
|
ジッダ, キング・アブドゥッラー・スポーツシティ
|
61,235
|
2019
|
ユヴェントス
|
1-3
|
ラツィオ
|
リヤド, KSUスタジアム
|
23,361
|
2020
|
ユヴェントス
|
2-0
|
ナポリ
|
レッジョ・エミリア, マペイ・スタジアム
|
無観客[注釈 3]
|
2021
|
インテル・ミラノ
|
2-1 (延長)
|
ユヴェントス
|
ミラノ, サン・シーロ
|
29,696[注釈 4]
|
2022
|
ミラン
|
0-3
|
インテル・ミラノ
|
リヤド, キング・ファハド国際スタジアム
|
51,357
|
4チーム形式 (2023-)
クラブ別優勝回数
クラブ名
|
優勝
|
準優勝
|
優勝年度
|
ユヴェントス
|
9
|
8
|
1995, 1997, 2002, 2003, 2012 2013, 2015, 2018, 2020
|
インテル・ミラノ
|
8
|
4
|
1989, 2005, 2006, 2008, 2010 2021, 2022, 2023
|
ミラン
|
7
|
5
|
1988, 1992, 1993, 1994, 2004 2011, 2016
|
ラツィオ
|
5
|
3
|
1998, 2000, 2009, 2017, 2019
|
ローマ
|
2
|
4
|
2001, 2007
|
ナポリ
|
2
|
3
|
1990, 2014
|
パルマ
|
1
|
3
|
1999
|
サンプドリア
|
1
|
3
|
1991
|
フィオレンティーナ
|
1
|
1
|
1996
|
トリノ
|
0
|
1
|
-
|
ヴィチェンツァ・カルチョ[注釈 1]
|
0
|
1
|
-
|
脚注
外部リンク
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| ナショナルチーム |
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国内リーグ |
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国内カップ |
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廃止 |
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賞 |
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関連項目 | |
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