スチュアート・ホール (ボクサー)

スチュアート・ホール
基本情報
通称 Stuey
階級 バンタム級
身長 173cm
国籍 イギリスの旗 イギリス
誕生日 (1980-02-24) 1980年2月24日(44歳)
出身地 ダラム州ダーリントン
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 30
勝ち 21
KO勝ち 7
敗け 7
引き分け 2
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スチュアート・ホールStuart Hall1980年2月24日 - )は、イギリス男性プロボクサーイングランドダラム州ダーリントン出身。元IBF世界バンタム級王者。技巧派の曲者ボクサー。

来歴

ホールがボクシングを始めたのはかなり遅く28歳になってから。それ以前はイビサ島に移り住み麻薬と酒浸りの生活を5年間送っていたと本人が明かしている[1]

2008年4月26日、ダーリントンでデビュー戦を行い、6回判定勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。

2010年6月4日、ダラムピーターリーでイヴァン・ナパとBBBofC英国バンタム級王座決定戦を行い8回終了時にナパが棄権した為王座獲得に成功した。

2010年7月23日、エセックスブレントウッドでマーティン・パワーと対戦し、10回2分30秒TKO勝ちを収めBBBofC英国王座の初防衛に成功した。

2010年11月23日、マンチェスターマンチェスター・アリーナでゲーリー・デービスと対戦し、7回2分58秒TKO勝ちを収めBBBofC英国王座の4度目の2度目の防衛に成功した。

2011年4月9日、ノース・イースト・イングランドホートン=ル=スプリングでジョン・ドネリーと対戦し、4回にダウンを奪ってペースを握り先手を奪った。5回に2度ダウンを追加しレフェリーストップ。5回2分7秒TKO勝ちを収めBBBofC英国王座の3度目の防衛に成功した。

2011年9月3日、シェフィールドにあるヒルズボロ・スタジアムでコモンウェルスイギリス連邦バンタム級王座、EBU欧州バンタム級王座並びにBBBofC英国バンタム級王座を懸け、後にIBF世界バンタム級王者となるジェイミー・マクドネルと対戦。試合は技巧派同士の対戦で互角になるも12回ホールの左目の上を有効打でカットしペースを握り損ねてそのまま判定になり、プロ初黒星となる12回0-3(113-115、114-116、113-116)の判定負けを喫しBBBofC英国王座の4度目の防衛に失敗、コモンウェルスイギリス連邦王座の獲得に失敗、EBU王座獲得にも失敗した。

2012年7月7日、マクドネルの世界挑戦の準備に伴い返上したEBU欧州バンタム級王座を賭けリー・ハスキンスと対戦し、12回0-3(109-118、111-117、110-118)の判定負けを喫し、王座獲得に失敗した。

2012年11月16日、ジョシュ・ウェールとコモンウェルスイギリス連邦バンタム級王座を賭けて対戦し、12回3-0(120-110、119-110、120-108)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2013年5月11日、セルジオ・ペラレスとIBFインターコンチネンタルバンタム級王座決定戦を行い、12回3-0(117-111×2、115-113)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2013年12月21日、リーズファースト・ダイレクト・アリーナにて、ジェイミー・マクドネルの王座剥奪に伴いIBF世界バンタム級2位のヴィシー・マリンガとIBF世界バンタム級王座決定戦を行い、3回にダウンを奪ってペースを握るとそのまま優位に運び3-0(116-111、117-110、117-110)の判定勝ちを収め世界王座初挑戦での王座獲得に成功した[2]

2014年3月29日、ニューカッスルのメトロ・ラジオ・アリーナでコモンウェルスイギリス連邦バンタム級王者でIBF世界バンタム級15位のマーティン・ウォードと対戦するが、2回に偶然のバッティングでウォードが右まぶたを負傷し試合続行が不可能となり、2回35秒負傷引分けとなり初防衛に成功した[3]

2014年6月7日、ニューカッスルのメトロ・ラジオ・アリーナでIBF世界バンタム級11位のポール・バトラーと対戦し、12回1-2(115-113、111-117、113-115 )の判定負けを喫し2度目の防衛に失敗、王座から陥落した[4]

2014年7月10日、IBFはホールをIBF世界バンタム級3位にランクインした[5][6]

2014年7月22日、バトラーの王座返上に伴うIBF世界バンタム級王座決定戦の入札がIBF本部で行われ、ホールを擁するデニス・ホブソン・プロモーションズが26万1750ドル(約2670万円)を提示し、IBF世界バンタム級1位のランディ・カバジェロを擁するゴールデンボーイ・プロモーションズが12万7000ドル(約1300万円)を提示した為、ホール陣営が興行権を落札した。ファイトマネーは50%ずつ配分され、両者の報酬は13万875ドル(約1335万円)となった[7]

2014年10月25日、モナコモンテカルロのサル・デゼトワールでポール・バトラーの王座返上に伴いランディ・カバジェロとIBF世界バンタム級王座決定戦を行うが、12回0-3(2者が111-116、110-118)の判定負けを喫し4ヵ月ぶりの王座返り咲きとはならなかった[8]

2016年6月28日、IBF世界バンタム級王者リー・ハスキンスとの指名試合の入札が行われ、ホール陣営のマッチルーム・スポーツが20万1999ドルを提示し、アル・ヘイモンに近いトム・ブラウン率いるTGB・プロモーションズ(設立後初めて入札に絡んだ)が8万5000ドルを提示した為マッチルーム・スポーツが開催を落札した[9]。なおハスキンス陣営のヘネシー・スポーツ(TGB・プロモーションズが代理参加)は入札に参加しなかった。交渉期間は90日間でファイトマネーの分配はハスキンスが75%(15万1499ドル)でホールが25%(5万500ドル)となった。

2016年9月10日、ロンドンにあるO2アリーナゲンナジー・ゴロフキンvsケル・ブルックの前座でIBF世界バンタム級王者のリー・ハスキンスと3年ぶりに対戦し、12回0-3(113-115、111-117、112-116)の判定負けを喫し約2年ぶりの王座返り咲きに失敗した[10]

2017年9月30日、リヴァプールエコー・アリーナ・リヴァプールで元IBF世界バンタム級王者でWBA世界バンタム級5位のポール・バトラーとWBA世界バンタム級挑戦者決定戦を行い、12回0-3(111-117、110-118×2)の判定負けを喫しマクドネルへの挑戦権獲得に失敗した[11][12]

獲得タイトル

  • BBBofC英国バンタム級王座
  • コモンウェルスイギリス連邦バンタム級王座
  • IBFインターコンチネンタルバンタム級王座
  • IBF世界バンタム級王座(防衛1)

脚注

  1. ^ Hall completes remarkable journey from Ibiza drug binge to world champion”. DailyMail (2013年12月22日). 2013年12月27日閲覧。
  2. ^ マリンガも戴冠ならず ホールが決定戦制す Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月23日
  3. ^ ホール、2回負傷ドローで防衛 IBFバンタム級 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年3月31日
  4. ^ IBFバンタム級、バトラーがタイトル獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年6月8日
  5. ^ IBF Ratings IBF公式サイト 2014年7月10日
  6. ^ IBFランキング、前王者の亀田大毅が圏外へ Boxing News(ボクシングニュース) 2014年7月13日
  7. ^ カバジェロvsホール IBFバンタムは英国側が落札 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年7月23日
  8. ^ カバジェロIBFバンタム級戴冠、バドラー防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年10月26日
  9. ^ Matchroom wins IBF purse bid for Haskins-Hall Fightnews.com 2016年6月28日
  10. ^ ゴロフキンが5回TKO勝ち、ブルック陣営タオル投入 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月11日
  11. ^ Butler beats Hall again in rematch Fightnews.com 2017年9月30日
  12. ^ WBAバンタム級、バトラーがホール下し挑戦権獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月1日

関連項目

外部リンク

空位
前タイトル保持者
ジェイミー・マクドネル
IBF世界バンタム級王者

2013年12月21日 - 2014年6月7日

次王者
ポール・バトラー