ジョージ・ジョーンズ作「ボロジノの戦い
ジョージ・ジョーンズ (英語 : George Jones , 1786年 1月6日 - 1869年 9月19日 )はイギリス の画家である。ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ の学芸員を務めた。軍事に関する絵画を描いたことで知られる。
略歴
ロンドン の木版画家、ジョン・ジョーンズの息子に生まれた。15歳になった1801年にアカデミーの美術学校で学び始め、1803年にアカデミーの展覧会に始めて出展した。その後8年間、出展する常連となった。ナポレオン戦争 に士官として参加した[ 1] 。軍歴には諸説あるが、後にジョーンズがその戦闘場面を描くことになる1815年のワーテルローの戦い の後、パリを占領した陸軍の部隊に参加していたと考えられている[ 2] [ 3] 。
戦争が終わった後、画家の仕事に戻り、軍事に関する絵画で賞を得た。1822年にアカデミーの準会員に選ばれ、1824年に正会員に選ばれた。アカデミーの司書を務め、1840年から1850年の間、学芸員(キーパー)を務めた。有名な画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー やその友人の版画家、チャールズ・ターナーの友人であり、J.W.M.ターナーの回顧録やギャラリーのターナーの作品リストを作った。2人のターナーに比べれば無名な画家で、ロンドンの元住居に業績を顕彰するブルー・プラーク は飾られていない。
ワーテルローの戦いを描くのを好み、アカデミーには5点以上の作品を展示し、イギリス美術振興協会(British Institution for Promoting the Fine Arts in the United Kingdom)の展覧会には6点を展示し、「ワーテルロー・ジョーンズ」の仇名で呼ばれた[ 4] 。そのほかには半島戦争 や1853年からのクリミア戦争 の場面も描いた。
作品
「イギリス騎兵の軍服の習作」
「ジョン・ムーア卿の埋葬」
Charles James Napier(軍人)
ジョージIVの戴冠式の宴会
風景画
脚注
^ A List of the Officers of the Militia of the United Kingdom . War Office, 1 June 1812, page 48
^ Hichberger, 1983, page 14.
^ The Art Journal Vol. VIII (1869), page 336
^ The Battle of Waterloo...By a Near Observer (London: John Booth, 1817).
参考文献