株式会社ジミー(英: JIMMYS Co.,Ltd.)は、沖縄県宜野湾市に本社を置き、菓子・パンの製造および販売、レストランなどを運営する企業である。
概要
1956年5月、米軍基地内で働いていた創業者が宜野湾市で開業した食品や日用品を扱うアメリカンスタイルの雑貨店「ジミーグロセリー」がルーツである[2]。その後、沖縄県の本土復帰を機に直面した経済変動から、主要事業をスーパーマーケット、レストラン、ベーカリーを3本柱として[3]注力し、現在に至る同社の中心的な事業として確立した。
アメリカ風のケーキやクッキーといった洋菓子に加え、パンや総菜で知られ、とりわけクリームチーズとチェダーチーズを使用したチーズケーキは地元で「ジミーのチーズケーキ」として親しまれている。しかしながらチーズケーキは配送が困難で本土への持ち帰りや通信販売ができず、観光客にはクッキーやマフィンなどが知られている[独自研究?]。
社名である「ジミー」は、創業者である稲嶺盛保(いなみね せいほう)が、米軍基地内で働いていた際にアメリカ人の友人から呼ばれていたニックネームが由来である[4]。
沿革
店舗
- 那覇市
- 那覇店 - 沖縄県那覇市銘苅3-8-5
- 首里店 - 沖縄県那覇市首里石嶺町1丁目156-6
- イオン那覇店 - 沖縄県那覇市金城5丁目10-2(イオン那覇ショッピングセンター内)
- 空港店 - 沖縄県那覇市字鏡水150(那覇空港内) - チーズケーキなどの生菓子の販売は行っていない。
- アイランドグリル那覇 - 沖縄県那覇市銘苅3-8-5
- 糸満市
南城市
豊見城市
- とよみ店 - 沖縄県豊見城市字根差部710
- 豊見城店 - 沖縄県豊見城市高安931番地
南風原町
- 宜野湾市
- 大山店 - 沖縄県宜野湾市大山2-22-5
- ファクトリーショップ - 沖縄県宜野湾市大山7丁目2-20
- アイランドグリル大山 - 沖縄県宜野湾市大山2-22-5
嘉手納町
- 嘉手納店 - 沖縄県中頭郡嘉手納町字嘉手納512-3
- 沖縄市
- 美里店 - 沖縄県沖縄市美原2-16-1
- 泡瀬店 - 沖縄県沖縄市泡瀬4丁目11-11
- アイランドグリル美里 - 沖縄県沖縄市美原2-16-1
- 浦添市
北谷町
うるま市
- うるま店 - 沖縄県うるま市赤道540
- あげな店 - 沖縄県うるま市字田場1220-1
西原町
- ニューマン店 - 沖縄県中頭郡西原町字小那覇1565
恩納村
- 大学院大学店 - 沖縄県恩納村谷茶1919-1 ビレッジゾーン内アクシス西棟1階
名護市
脚注
- ^ 会社概要
- ^ a b 「<志を継いで・沖縄経済 戦後70年>12/ジミー 稲嶺盛一郎社長/米国文化を背に/豊かな食 ハワイに学ぶ」『琉球新報』2015年9月27日、朝刊、5面。
- ^ a b c d “会社概要”. 株式会社ジミー. 2009年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月24日閲覧。
- ^ 「[ダ~ヴァ総研]/社名にまつわるエトセトラ/歴史ものから造語まで/だれもがほめるウチナームン/感謝の意味込め滋味たっぷりにみなさんへ」『沖縄タイムス』2000年2月16日、朝刊、27面。「ジミー(稲嶺盛一郎社長)は、先代の稲嶺盛保さんが米軍基地で働いていたときに外国人に付けられた、お気に入りのあだ名。」
- ^ 「[業界短信]/▽ジミーあいち店オープン」『沖縄タイムス』2003年8月23日、朝刊、13面。
- ^ 「<経済短信>ジミー国際通り店がオープン」『琉球新報』2007年12月22日、朝刊、10面。
- ^ 「[業界短信]/ジミーカフェ浦添店オープン」『沖縄タイムス』2008年11月18日、朝刊、7面。
- ^ 「[クリップ]/▽ジミー糸満店オープン」『沖縄タイムス』2011年1月28日、朝刊、9面。
- ^ 「[クリップ]/▽ジミー北谷店オープン」『沖縄タイムス』2011年3月29日、朝刊、9面。
- ^ 「ジミー、新カード導入/顧客サービスを充実」『沖縄タイムス』2011年5月31日、朝刊、8面。
- ^ 「[企業短信]/▽ジミーうるま店オープン」『沖縄タイムス』2012年6月3日、朝刊、8面。
- ^ 「[企業短信]/▽ジミー泉崎店がオープン」『沖縄タイムス』2013年10月6日、朝刊、8面。
- ^ 「[企業短信]/▽ジミーさつきプラザ店オープン」『沖縄タイムス』2013年10月30日、朝刊、8面。
- ^ 「<経済短信>ジミー豊見城店オープン」『琉球新報』2014年1月11日、朝刊、4面。
外部リンク