ジェイムズ・エドワード・カーナウ(James Edward Curnow, 1943年4月17日 - )は、アメリカ合衆国の作曲家、編曲家。吹奏楽のための作品を多く手がけている。以前はジム・カーナウ(Jim Curnow)のペンネームを使用していた。姓はカーノウとも表記される。
来歴
ミシガン州ポートヒューロンに生まれる。1966年にウェイン州立大学を卒業、1970年にミシガン州立大学にて音楽修士取得。両大学でユーフォニアムや指揮法を学ぶ。ミシガン州立大学の教員、アズベリー大学音楽科助教授、イリノイ大学助教授を経て、1986年からフリーの作曲家となる。現在はケンタッキー州ニコラスヴィルに居住し作曲を続けている。
1995年からカーナウ・ミュージックを経営していたが、同社は1999年にハル・レナード・コーポレーションと合併し、その後デ・ハスケ社の傘下となっている。
主要作品
初級向けから上級向けまで、幅広く作曲している[1]。自身がユーフォニアムを学んでいたこともあり、ユーフォニアムとバンドのための作品も多い[2]。
- 序曲「フェニックス」 (Phoenix Overture)
- 交響的三章 (Symphonic Triptych)
- 吹奏楽のための「パルティータ」 (Partita for Band)
- 歓喜―「われらが神はかたき砦」による幻想曲 (Rejouissance, Fantasy, Bassed on "A Mighty Fortress is Our God")
- ブレンハイム・フローリッシュ (Blenheim Flourishes)
- トリティコ (Trittico)
脚注
- ^ 『新版 吹奏楽講座』
- ^ 磯田『200CD 吹奏楽 名曲・名演・魅惑のブラバン』
参考文献
- 『新版 吹奏楽講座 第8巻 名曲とレコード/人名事典』音楽之友社、1984年 p180
- 秋山紀夫『吹奏楽曲プログラム・ノート 秋山紀夫が選んだ689曲』エイト社、2003年 p124
- 磯田健一郎編『200CD 吹奏楽 名曲・名演・魅惑のブラバン』立風書房、1999年 p123
関連項目