シング・心・ジャディブ(Singh "Heart" Jaideep、1987年8月21日 - )は、インドの男性キックボクサー、総合格闘家。パンジャーブ出身。日本東京都在住。フリーランス。元DEEPメガトン級王者。元J-NETWORKヘビー級王者。
両親ともインド人でありインドに生まれたが、3歳で両親とともに日本に移住した。K-1参戦時点ではVTRで「ずっと足立区」と足立区育ちであると語っていた。
名前の“心”は「ハート」と読む。
ファイトスタイル
195cmの長身と長い手足を持つ。その体格を生かした膝蹴りが最大の武器である。また、ロングフックも得意とする。
来歴
2006年1月22日、第88回新空手道交流大会・K-2トーナメント重量級に出場。決勝で新野秀和に勝利し、優勝を果たした[2]。
2006年5月4日、第17回全日本新空手道選手権大会・K-2トーナメント重量級に出場し、3位となった[3]。
2006年12月8日、プロデビュー戦となった全日本キックボクシング連盟「藤原祭り 2006」で谷川紀勝と対戦し、KO勝ちを収めた。
J-NETWORK王座獲得
2008年4月11日に東京の後楽園ホールで行われたJ-NETWORK「Let's Kick with J the 2nd」のJ-NETWORKヘビー級タイトルマッチで、ファビアーノ・サイクロン(王者/ ブラジル)と対戦。5R判定3-0で勝利し新王者になった。点差は1点から2点と僅差であり、ジャディブが5Rに右アッパーで奪ったダウンが決定打となった[4]。
2008年11月30日にR.I.S.E.主催の「R.I.S.E. 51」に参戦し、ファビアーノ・サイクロンと3度目の対戦。3R終了時の判定では決着が付かず延長Rに突入。序盤にラッシュを仕掛けられ判定負け[5]。
2009年3月28日、K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMAの第2代K-1ヘビー級王者決定トーナメント・リザーブファイトで前田慶次郎と対戦予定であったが、トーナメント出場予定であったハリッド"ディ・ファウスト"の欠場により、前田が本戦出場となり、ジャディブの出場はなくなった。
2009年5月6日に東京の後楽園ホールで行われた「GET REAL in J-WORLD 2nd」のJ-NETWORKヘビー級タイトルマッチでKOICHI(挑戦者/J-NETWORK同級3位、M-1同級王者)と対戦。2R終盤に右フックでKOICHIからダウンを奪うが、3Rに左フックでダウンを奪われてしまう。その後、4R序盤にKOICHIからダウンを奪い返し、5R3-0の判定勝ちを収めて初防衛に成功した[6]。
K-1出場
2009年8月2日に韓国のソウル市にあるジャンチュン体育館で行われた「K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -ASIA GP-」に出場。1回戦でパク・ヨンス( 韓国)と対戦し、2Rに右フックでKO勝ちを収めた。準決勝でソン・ミンホ( 韓国)と対戦し、ローキックで1Rに2度どダウンを奪いKOで下すと、決勝戦で金泰泳( 日本)と対戦。3R判定0-3で勝利し、優勝した。そしてWORLD GPへの出場権を獲得した[7]。
2009年9月26日、K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL FINAL16にて極真空手世界王者エヴェルトン・テイシェイラと対戦。膝蹴りを何発もヒットさせ、有利な状況であったのにもかかわらず本戦ドローで延長へ。延長でも膝蹴りを当てティシェイラをぐらつかせるが、またも不可解な判定で再延長まで縺れ込み判定負け。
2010年2月6日、グラップリングルール初挑戦となったDEEP X 05で関根秀樹と対戦し、1-27でポイント負け。
2010年4月3日、K-1 WORLD GP 2010 IN YOKOHAMAでグーカン・サキと対戦し、0-3の判定負け。得意とする膝蹴りをヒットさせることをできずに終わった。
2010年8月22日、J-NETWORKヘビー級タイトルマッチでプリンス・アリと対戦し、膝蹴りでKO勝ちを収め2度目の王座防衛に成功した[8]。
2010年12月11日、セルゲイ・ハリトーノフと対戦。膝蹴りからのフックでダウンを奪いTKO勝ち。
RIZIN参戦
2015年12月31日、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYSでエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦し、マウントパンチでギブアップしTKO負けを喫した[9]。
戦績
総合格闘技
総合格闘技 戦績
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5 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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2 勝
|
2
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0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
3 敗
|
1
|
0
|
2
|
0
|
キックボクシング
キックボクシング 戦績
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50 試合
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(T)KO
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判定
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その他
|
引き分け
|
無効試合
|
40 勝
|
12
|
|
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0
|
1
|
10 敗
|
1
|
|
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勝敗
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対戦相手
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試合結果
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大会名
|
開催年月日
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○ |
上原誠 |
1R 0:38 KO(左ストレート) |
RISE85 【RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT 2011決勝戦】 |
2011年11月23日
|
○ |
羅王丸 |
1R 0:38 KO(左ストレート) |
RISE85 【RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT 2011準決勝】 |
2011年11月23日
|
○ |
天田ヒロミ |
2R 2:59 TKO(ドクターストップ) |
RISE85 【RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT 2011一回戦】 |
2011年11月23日
|
○ |
高萩ツトム |
1R 2:15 KO(左飛び膝蹴り) |
RISE83 |
2011年9月23日
|
○ |
セルゲイ・ハリトーノフ |
1R 2:58 KO(右フック) |
K-1 WORLD GP 2010 FINAL 【スーパーファイト】 |
2010年12月11日
|
○ |
プリンス・アリ |
2R 1:08 KO(膝蹴り) |
J-NETWORK「FORCE for the TRUTH of J 4th」 【J-NETWORKヘビー級タイトルマッチ】 |
2010年8月22日
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× |
グーカン・サキ |
3R終了 判定0-3 |
K-1 WORLD GP 2010 IN YOKOHAMA |
2010年4月3日
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○ |
上原誠 |
2R 1:36 KO(右フック) |
K-1 WORLD GP 2009 FINAL 【オープニングファイト】 |
2009年12月5日
|
× |
エヴェルトン・テイシェイラ |
延長2R終了 判定0-3 |
K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL FINAL16 【1回戦】 |
2009年9月26日
|
○ |
金泰泳 |
3R終了 判定3-0 |
K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -ASIA GP- 【K-1 ASIA GP 2009 決勝】 |
2009年8月2日
|
○ |
ソン・ミンホ |
1R 2:45 KO(右ローキック) |
K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -ASIA GP- 【K-1 ASIA GP 2009 準決勝】 |
2009年8月2日
|
○ |
パク・ヨンス |
2R 1:35 KO(右フック) |
K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -ASIA GP- 【K-1 ASIA GP 2009 1回戦】 |
2009年8月2日
|
○ |
KOICHI |
5R終了 判定3-0 |
J-NETWORK「GET REAL in J-WORLD 2nd」 【J-NETWORKヘビー級タイトルマッチ】 |
2009年5月6日
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× |
ファビアーノ・サイクロン |
延長R終了 判定0-3 |
R.I.S.E. 51 |
2008年11月30日
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○ |
嚴士鎔 |
3R 0:22 TKO(カット) |
TITANS NEOS IV |
2008年9月15日
|
○ |
ファビアーノ・サイクロン |
5R終了 判定3-0 |
J-NETWORK「Let's Kick with J the 2nd」 【J-NETWORKヘビー級タイトルマッチ】 |
2008年4月11日
|
○ |
プリンス・アリ |
2R 2:05 KO(右膝蹴り) |
J-NETWORK「Let's Kick with J 1st」 【J-NETWORKヘビー級王座次期挑戦者決定トーナメント 決勝】 |
2008年2月29日
|
○ |
高萩ツトム |
1R 1:17 KO(右フック) |
J-NETWORK「Let's Kick with J 1st」 【J-NETWORKヘビー級王座次期挑戦者決定トーナメント 準決勝】 |
2008年2月29日
|
× |
ファビアーノ・サイクロン |
1R 2:45 KO(右フック) |
R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '07 |
2007年12月16日
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○ |
森口竜 |
3R終了 判定3-0 |
R.I.S.E.-α- "THE FACE" |
2007年8月26日
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○ |
悠羽輝 |
3R終了 判定3-0 |
全日本キックボクシング連盟「CUB☆KICK'S-7」 |
2007年6月10日
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○ |
谷川紀勝 |
1R 1:48 KO |
全日本キックボクシング連盟「藤原祭り 2006」 |
2006年12月8日
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グラップリング
勝敗
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対戦相手
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試合結果
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大会名
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開催年月日
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× |
関根秀樹 |
4分2R終了 ポイント1-27 |
DEEP X 05 |
2010年2月6日
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獲得タイトル
脚注
関連項目
外部リンク