シルバニー・バートン(英語: Sylvanie Burton、1964年あるいは1965年生まれ)は、ドミニカ国の政治家。2023年10月より同国大統領を務める。同国初の女性大統領であり、初の先住民族のカリナゴ族(カリブ族)出身の大統領である[2]。
ドミニカ島東部のセント・デイヴィッド教区にあるカリブ族居留地(現在のカリナゴ・テリトリー)のサリュビアに生まれる[2]。
2014年以降、地域開発省、環境省、地方近代化省、Kalinago Upliftment、Constituency Empowerment、外務省、貿易省、青少年省、社会福祉省の各省庁で常任秘書を務めた。またカリナゴ省の開発担当官を務めた[2]。
2023年10月に任期を終えるチャールズ・サバリン大統領の後任として、与党ドミニカ労働党(英語版)所属のルーズベルト・スカーリット首相から指名を受けた[3]。9月12日に開催された議会で野党は指名を拒否したため、9月27日に大統領選挙(英語版)が実施される運びとなった。
大統領選挙は同じくカリナゴ族出身の女性政治家アネット・サンフォード(英語版)との一騎打ちになった。結果は過半数以上の20票を獲得したバートンが勝利し[4]、10月2日に大統領に就任した[5]。