シュコダ45T

シュコダ45T
シュコダ45T(1760)
2022年撮影)
基本情報
製造所 シュコダ・トランスポーテーション
製造年 2022年 -
製造数 35両(1760 - )(予定)
運用開始 2022年
投入先 ブルノ市電
主要諸元
編成 3車体連接車、両運転台
軌間 1,435 mm
電気方式 直流600 V
架空電車線方式
最高速度 70 km/h
車両定員 着席64人
定員199人(乗客密度4人/m2
定員233人(乗客密度5人/m2
全長 31,000 mm
全幅 2,500 mm
床面高さ 低床率100 %
主電動機出力 70 kw
出力 560 kw
制動装置 回生ブレーキ
備考 主要数値は[1][2][3]に基づく。
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シュコダ45Tチェコ語: Škoda 45T)は、チェコシュコダ・トランスポーテーションが開発・生産する路面電車車両バリアフリーに適した超低床電車で、2022年以降ブルノ市電で使用されており、ヘドヴィカ(Hedvika)という愛称が付けられている[1][2][3][4]

概要

チェコの大都市・ブルノ路面電車であるブルノ市電で長年使用されていた連接車KT8D5.N2の置き換えや2022年12月に実施された路線延伸による輸送力増強を目的に、ブルノ市交通会社チェコ語版2020年にオプション分を含め最大40両の新型路面電車車両の入札を発表し、翌2021年にチェコのシュコダ・トランスポーテーションが発注の権利を獲得した。この契約に基づき、同社が開発した車両がシュコダ45Tである[注釈 1][1][2][3]

シュコダ45Tはシュコダ・トランスポーテーションが2015年に買収したフィンランドトランステック英語版が開発し、買収後は同社によって展開されるフォアシティ・スマート(←アーティック)の1形式で、車内全体が段差がない低床構造となっている両運転台の3車体連接車である。車内は冷暖房が完備されている他、車椅子ベビーカー自転車が設置可能なフリースペースが2箇所に設置されている。また、車内外には安全・防犯対策として監視カメラが複数台存在する。主電動機は各台車に2基搭載され、制動装置には回生ブレーキが採用されている[3]

2022年10月に最初の車両(1760)がブルノ市電に到着し、試運転を実施した後同年12月から営業運転を開始した。翌2023年までに当初の発注分である全5両(1760 - 1764)の納入が完了しており、以降は2025年までにオプション権を用いる形で追加発注された15両が増備される他、2023年には更に15両の追加発注が実施されている[2][5][6][7][8]

脚注

注釈

  1. ^ 開発当初は「フォアシティ・スマート 34」(Forcity Smart 34)という形式名だった。

出典

  1. ^ a b c Forcity Smart BRNO”. Škoda Transportation. 2023年1月16日閲覧。
  2. ^ a b c d První Škoda ForCity Smart 45T je tu!”. Dopravní podnik města Brna. 2023年1月16日閲覧。
  3. ^ a b c d Brno pořídí tramvaje (šaliny) Škoda ForCity Smart 45T”. Československý Dopravák (2021年2月2日). 2023年1月16日閲覧。
  4. ^ brnenskyhlas (2023年1月4日). “Hedvika už nebude sama. Do Brna dorazila její sestra”. Brněnský hlas. 2023年1月16日閲覧。
  5. ^ New trams, a new tramway section and new trolleybuses: Brno”. Urban Transport Magazine (2021年12月26日). 2023年1月16日閲覧。
  6. ^ Jan Šindelář (2022年10月19日). “Škoda ForCity Smart 45T presented in Brno, to begin test runs now”. CEE Transport. 2023年1月16日閲覧。
  7. ^ BRNO COMPLETES DOUBLE-ENDED FLEET”. mainspring (2023年7月10日). 2023年7月12日閲覧。
  8. ^ Brno orders additional Škoda trams”. Railway Pro (2023年11月3日). 2023年11月13日閲覧。