シャグラット (Shagrath、本名:スティアン・トムト・トーレセン (Stian Tomt Thoresen)、1976年11月18日[1] - )は、ノルウェーのヘヴィメタル・ミュージシャン。シンフォニックブラックメタルバンド、ディム・ボルギルのボーカリストとして著名。また、バンド関係の楽器は一通り演奏できるマルチプレイヤーでもある。
略歴
シャグラットは、1976年11月18日、オスロ郊外のイェスハイム(英語版)で生まれた。出生名は、スティアン・トムト・トーレセン (Stian Tomt Thoresen)。
シャグラットは、シレノス、トヨダルフと共にディム・ボルギルを結成したオリジナル・メンバーである。シャグラットは、バンドサウンドの変遷と共に担当楽器が変わっている。ボーカルを主に担当しているが、シャグラットは『For all tid』でも聞けるように、キーボード、ベース、ギター、ドラムセットにも貢献している。2009年にキーボーディストのムスティスが脱退すると、『Abrahadabra』のレコーディングで、再びキーボードを担当した。ただし、これはレコーディング時のみで、ライヴではGerliozがセッションで参加している。
ディム・ボルギルの他に、1992年から1994年まで、Fimbulwinterというブラックメタルバンドのリードギター及びドラムセットを担当した。Fimbulwinterは1994年にホット・レコードからアルバム『Servants of Sorcery』をリリースしている。ソロプロジェクト、Starknessを結成していたが、アルバムのリリースはしていない。また、ヘヴィメタルバンドのクローム・ディヴィジョン(英語版)で、リズムギタリストとしても活動している。
シャグラットは様々な刺青を入れている。その刺青の中には、腹に入れられたShagrathという文字や、双方の腕から胸上部にかけて彫られたものもある。
2009年末には、キングの結成したオヴ・ヘルに加入した。2010年2月には、『The Underworld Regime』と題されたアルバムでデビューしている。
ステージネーム
シャグラットは、自身のステージネームの由来について、次のように述べている。
「シャグラットは、指輪物語に登場するオーク・デーモン、シャグラトから採られている。俺はその名前を13年前に選んだんだが、指輪物語がこれほど有名になった今となっては、少し安っぽいな。幸いにも、これ[この名前]は、映画の中では大して注目されていないから、良かったよ 。」[2]
このJ・R・R・トールキンの作品に登場するシャグラトは実際にはデーモンではないが、Cirith Ungolにおけるオークの戦士である。
ディスコグラフィー
ディム・ボルギル
クローム・ディヴィジョン
オヴ・ヘル
Fimbulwinter
ゲスト参加
脚注
外部リンク