コルナヴァン駅 (フランス語: Gare de Genève-Cornavin) は、スイス・ジュネーヴにある鉄道駅である。駅名標、乗車券並びにスイス連邦鉄道、レマン・エクスプレス[1]及びTGVリリアの時刻表では単に「Genève」又は「GENÈVE」と表記され、フランス国鉄(TERオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ)の時刻表では「GENÈVE-CORNAVIN」と表記される[2]。1日当たり約40,000人の旅客数があり、スイス国内の主要駅の一つである。コルナヴァン駅はサン=ジェルヴェ地区、ル=グロッテ(Les Grottes)地区、ル=パキ(Les Pâquis)地区の境界に位置している。ジュネーヴ公共交通の拠点として路線バスや路面電車の交通結節点にもなっており(これらの停留所は「Gare Cornavin」と表記[3])、広場の地下は公共駐車場になっている。
また、コルナヴァン駅にはスイス連邦鉄道やフランス国鉄の機関区や車両修繕工場が隣接しており運用の拠点にもなっている。
1919年4月28日にパリ講和会議において、国際連盟の本部がジュネーヴに決定されるとジュネーヴ市内では再開発が行われた。コルナヴァン駅も建て替えが行われることになり、建築家ユリアン=フレゲンハイマー(Julien Flegenheimer)とスクルプタン=ヤッケ=プロブスト(Skulputen Jacques Probst)により現在ある駅舎が手掛けられた。駅本屋は1929年前半に完成し、残りの部分は1931年に完成している。