コリブ川(コリブがわ、英: River Corrib、愛: Abhainn na Gallimhe)はアイルランド西部のコリブ湖からゴールウェイを貫いてゴールウェイ湾岸クラダへ流れる河川である。流路延長6km、流域面積3,138km2、水底29m[1][2]。数日間の雨の後にはいっそう力強くなり、地元のホワイトウォーターカヤックを嗜む人々に人気である。
アイルランド語での川の名称、「Abhainn na Gallimhe」は、「ゴールウェイ川」と翻訳される。アイルランド語では、「An Ghaillimh(ゴールウェイ)」と呼ばれることもあり、「Abhainn na Coiribe(コリブ川)」と誤って呼ばれることもある。この名称に関係する伝説では、この川で溺れたフィル・ヴォルグ首領の娘、ガイリーヴ(Gailleamh)に因むという。この単語は石の多い様を意味する。
コリブ川があるゴールウェイの街の名がアイルランド語の「Gallibh」、「外国人の」つまり「外国人の町」(外国人を意味するGallから)、に由来するというのは「Gaillimh」の名が初めに川に使われ、後に町の名になったという通説は誤りである。実際は、後にゴールウェイとなった居留地へ初めに与えられた名はドン・ヴン・ナ・ガイリヴェ(Dún Bhun na Gaillimhe)であり、「ゴールウェイの端にある砦(川)」を意味している。