コオニユリ(小鬼百合・学名Lilium leichtlinii)とは、ユリ科ユリ属の植物。
自生地
中国東北部や朝鮮半島、ウスリーといった東アジア北部を中心に生息しており、日本では北海道から九州にかけて分布する[1]。
特徴
草丈は70cmから150cmほどとなるユリ。葉は互生する単葉で、披針形~線状披針形となっている。花は漏斗状で、花被弁は強く反り返り、長さ6~8cm、赤橙色で内面に黒褐色の斑点がある[1]。
見た目はオニユリとよく似ているが、オニユリよりも小型の傾向にある。また、オニユリとは違い葉の根元にむかごを付けない[2]。
利用
鱗茎には苦みがなく、ユリ根として食用にされている[1]。
脚注
- ^ a b c エバーグリーン, EVERGREEN-. “コオニユリ - 植物図鑑 - エバーグリーン”. love-evergreen.com. 2023年7月18日閲覧。
- ^ 金子三保子 (2021年7月20日). “よく似た花、オニユリ(鬼百合)とコオニユリ(小鬼百合)の見分け方”. LOVEGREEN(ラブグリーン). 2023年7月20日閲覧。