ケープクロス (Cape Cross) は、アイルランド生まれの競走馬、および種牡馬。おもな勝ち鞍は1998年のロッキンジステークス。名前の由来はナミビアにある岬の名前である。
競走馬時代
3歳までは条件戦を2勝するほどの成績しか上げられなかった。
4歳時にドバイに移籍。ドバイ国内でダートのレースを2戦するがこれといって活躍できず、ふたたびイギリスにもどってロッキンジステークスに出走。10頭立ての9番人気とブービー人気であったが、クビ差ながらに勝利をおさめ、久々の勝利がG1初制覇となった。その後、年内は1勝も挙げることはできなかった。日本のタイキシャトルが勝利したジャック・ル・マロワ賞では3着に入っている。
明けて5歳、ドバイのダート競走に再び出走するも惨敗。芝路線で立て直しを図り、クイーンアンステークス、セレブレーションマイルとG2競走を連勝する。そして、G1競走アットマイルステークスで6着と惨敗しこれを最後に引退した。
種牡馬時代
産駒は世界各国で活躍している。シーザスターズ・ゴールデンホーンの2頭の凱旋門賞馬やカルティエ賞年度代表馬に2度も選ばれたウィジャボードなど、自身や父が短距離馬であったにもかかわらずクラシックディスタンスでの超一流馬も輩出し、種牡馬としての評価を上げている。2009年には、シーザスターズが凱旋門賞を制する等の活躍によって仏リーディングサイアーに輝いた。
2016年、生殖能力低下のために種牡馬を引退した[2]。2017年4月21日に安楽死された[1]。
主な産駒
- 2001年産
- 2002年産
- 2006年産
- 2007年産
- 2009年産
- 2011年産
- 2012年産
- 2013年産
- 2014年産
主な本馬が母父である競走馬
- 2006年産
- 2009年産
- 2015年産
- 2016年産
- 2017年産
- 2018年産
- 2019年産
- Fonteyn(父:Farhh、母:Luzia)- サンチャリオットS
- Dunkel(父:Dundeel、母:Kudamm)- サウスオーストラリアンダービー
- Duke De Sessa(父:Lope de Vega、母:Dark Crusader)- コーフィールドカップ
- 2020年産
血統表
脚注
- ^ a b “Godolphin sire Cape Cross euthanized at 23 - Daily Racing Form”. drf.com. 2019年2月16日閲覧。
- ^ ケープクロスが種牡馬引退(アイルランド)【生産】ジャパンスタッドブックインターナショナル、2016年9月21日閲覧
外部リンク