ケヴィン・ハート(Kevin Hart, 1979年7月6日 - )は、アメリカ合衆国の俳優・コメディアン。身長165cm[1]。
来歴
1979年、ペンシルバニア州ノース・フィラデルフィアに生まれる。ハートの幼少期に父親がコカイン中毒で服役していたため、母親に育てられた[2]。その頃から持ち前のセンスで家族や友人などを笑わせるなどして後のコメディアンとなるべく才能を発揮[3]。地元ノース・フィラデルフィアの高校を卒業した後に、ニューヨークへ渡り、コミュニティ・カレッジに進学した[4]。2年間在学した後に卒業し、デビューする前はマサチューセッツ州で靴屋の販売員をしていた[5]。その後、フィラデルフィアのナイトクラブで、スタンダップコメディアンとして活動をスタートさせた[2]。
コメディアン
スタンダップコメディアンとして活動をスタートさせた当初は、なかなか鳴かず飛ばずの日々が続き、時には観客席から不評のあまり食べ物が飛んできたこともあるという[6]。しかし、その後も諦めずに経験を積み、徐々に自身のコメディ・スタイルを確立。それが観客からも徐々に受け始め、コメディアンとしての地位を確固たるものにした。後に自身が受けたインタビューでは、かつて影響を受けたコメディアンにエディ・マーフィ、クリス・ロック、ビル・コスビーらの名を挙げている[7]。
俳優
2000年初頭から俳優としての活動もスタートさせ、2002年に『ペーパー・ソルジャーズ』でメジャー映画デビュー。その後も、コメディ俳優として『最'狂'絶叫計画』やモニークやスヌープ・ドッグら出演のコメディ映画『ソウル・プレイン/ファンキーで行こう!』、スティーヴ・カレル主演の『40歳の童貞男』などへ出演して頭角を現していった。2008年には『デイブは宇宙船』で、エディ・マーフィとも共演している。近年では、若手のコメディアンやコメディ俳優らが数多く共演したパニックコメディ映画『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』などへも出演している。
2018年12月6日、ホモフォビア(同性愛嫌悪)をあらわにした2009年から2011年にかけての発言やツイートに対する批判を受け、2019年アカデミー賞授賞式の司会という大役を辞退した[8]。
私生活
2003年にコメディエンヌ、女優として活動していたトレイ・ハートと結婚し、2人の間には2児(1男1女)が生まれたが、2011年に離婚した[2]。
2016年8月13日、モデルのエニコ・パリッシュと再婚[9]。翌2017年には、3人めの子供を授かっている[10]。
フィルモグラフィー
映画
テレビ
年
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邦題/原題
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役名
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備考
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吹き替え
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2011-2012
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モダン・ファミリー Modern Family |
アンドレ |
計2話出演 |
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2013-2015
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サタデー・ナイト・ライブ Saturday Night Live |
本人 |
ゲスト司会 計2話出演 |
—
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2019
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ケヴィン・ハートのオレは無責任 Kevin Hart: Irresponsible |
本人 |
Netflix オリジナル スタンドアップコメディ |
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2020
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ケヴィン・ハートのもう知らねえ! Kevin Hart: Zero F**ks Given |
本人 |
Netflix オリジナル スタンドアップコメディ |
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2020– |
Die Hart |
本人 |
長編映画に再編集 |
—
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2021 |
トゥルー・ストーリー 〜嘘と真実〜 True Story |
キッド |
計7話出演 兼製作総指揮 Netflix オリジナル |
勝杏里
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2023 |
Kevin Hart: Reality Check |
本人 |
スタンダップコメディ |
—
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2024 |
アボット エレメンタリー Abbott Elementary |
本人 |
「Mother's Day」に出演 |
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シークレット・レベル Secret Level |
バディボッド |
声の出演 Amazon Prime Videoオリジナルシリーズ |
勝杏里
|
その他
脚注
外部リンク